【OBUコーチ】チキータについて その5
こんにちは。
静岡のOBUです。(^o^)
いつも私の記事を読んでくださって、ありがとうございます。
チキータについて その5
最近は、レシーブ及びレシーブからの展開の練習を重点的にやっています。
コロナ禍で覚えた新技・チキータも、短時間ですが継続して練習しています。
最近、また少しコツが分かってきて、ミスが少なくなってきました。
チキータについては、前号までに計4本(1・2・3・4)の記事を書いてマスターするまでの過程を紹介しました。
今号は、その後日談になります。
チキータについての新たな気付き①
新たに気付いたことは、2つあります。
1つは、右横回転系サービスへの対処法です。
それまでの私は、左横回転系サービスにはチキータが合っていましたが、逆回転の右横回転系サービスは苦手でした。
左横回転系とは右利きのバックサービスの、右横回転系とはフォアサービスの回転です。
右利きの練習相手がフォアサービスを出すと、チキータのタイミングが合いませんでした。
また、たとえチキータ出来たとしても、相手のバック側にサイドアウトしていました。
どうも上手く行かないので、ゲーム練習中も思い切ってチキータ出来ませんでした。
練習を繰り返しているうちに、タイミングに関しては、1テンポ待つことが分かりました。
今まで左横回転系サービスと同じタイミングでチキータしていたのを、一呼吸置くことで、良いタイミングを掴めるようになりました。
サイドアウトしていたミスに関しては、狙う方向を相手のフォア側へ切り替えると上手く行くことが分かりました。
振り子の様に振るバックスイングを、左横回転系サービスの時よりも大きくする様に心掛けると良いことも分かりました。
より「右から左に振る」感じで捉えると上手く処理できます。
チキータについての新たな気付き②
もう1つ分かったことは、チキータの良さです。
チキータの長所について言われた事の1つに、「相手を見ながらレシーブ出来る」というものがありました。
相手の動きを見ながら、レシーブのコースをどちらにでも打ち分けられるのです。
私のチキータのレベルはまだ低いので、相手の動きを見ながらレシーブのコースを打ち分けられることは出来ません。
しかし、それでも相手のいる位置くらいは、おぼろげに感じることが出来ます。
これはひょっとして凄い技術かも知れない。
覚えないという手はない。
と、カットマンの私でも思います。
私は、今までずっと「レシーバーはサーバーに観られる立場」だと思ってきました。
事実、サービスを出した直後にレシーバーの体勢を見て3球目を仕掛けていましたし、指導する時もそのようにしていました。
レシーブする時も、あくまでも受け身で、まずは確実に返球する事と、3球目強打を防ぐために低く返球することを心掛けて来ました。
せいぜい、レシーブの直前まで何をするか分からないようにする工夫が関の山でした。
ところが、ぎっちょんちょん。
チキータを本当にマスターすれば、立場が逆転して、「レシーバーがサーバーを観る立場」になるのです。
しかも、台の全面をほぼカバー出来て、さらに相手のサービスの回転に影響されにくいのですから、これは有利です。
そのためにも、相手のサービスを見切る力を磨かなくてはなりません。
チキータのコツについて」
ここでもう一度、私がA先輩から教わったチキータのコツをおさらいしておきます。
- 脚、顔、肘、ラケットの順でチキータの体勢に入る。
- バックハンドグリップで行う。
- 若干上向きのラケット角度で入り、ボールの左横を振り抜く。
- 手首の力を抜き、振り子の様に反動をつけて振る。
- 攻撃準備打という意識を忘れず、素早く次球に備える。
です。
私は、さらに、それらのコツに
- 相手のサービスのコース・長短・球種をすばやく読む(ある程度予測するも可)。
- チキータの体勢に入りながら、打球点に標準を合わせ、スイング方向・ラケット角度を微調整する。
- 慣れてくれば、相手の動きを見ながらコースを打ち分ける。
を付け加えたいと思います。
私のチキータもまだまだこれからですが、地道な練習を積み重ねていきたいと思います。
昭和40年12月31日生まれ。血液型O型。兵庫県西宮市出身。現在は静岡市在住。
中学1年より卓球を始め、卓球歴は40年以上。中学高校時代は鳴かず飛ばずの成績。高校時代は県大会前の地区予選3回戦ボーイであった。インハイなど全国大会出場経験無し。大学時代飛躍的に卓球技術が向上。東海学生卓球リーグ2部で全勝しチームの優勝に貢献し敢闘賞を受賞。3人の元インハイ出場の選手に勝つ。30代の時に東海選手権(年代別個人戦)で、ベスト8に入る。高島規郎選手、古川敏明を選手を師と仰ぐ。現在も現役選手として試合に参加している。静岡市卓球協会の常任理事として静岡市の一般の試合の大会運営や広報活動を行う。また中高生の指導に当たる事もある。2005年から卓球のメールマガジンを発行中。現在も続いている。著書「OBUさんの初心者卓球上達法~卓球が上手くなりたい人へ」(文芸社)