【OBUコーチ】チキータについて その3
こんにちは。
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『チキータについて その3』
通常練習が再開して、さっそくチキータもやってみました。
ところが、全然上手く行かないのです。
Aさんとのノック(多球)練習では、まずまずの感覚を掴んだ自信がありました。
実際に試合形式でサービスを出してもらい、チキータをしようとするとミスが出ました。
オーバーミス、ネットミス、長さを読み違えて詰まってミス・・・、
こんなはずではない、と焦る気持ちが芽生えてきました。(^^;;
そりゃそうですよね。
最初から上手くいくワケありません。
なにせ実践練習では、サービスのコースも種類も回転も全て違う種類なのですから!
まずはサービスを見切る力を付けないといけないのだな、と痛感しました。
以前トップレベルの選手に聞いたのですが、相手サービスのモーションと第一バウンドで自領コートのどこにバウンドするかが分かるそうです。凄い技術ですね!(#^^#)
その選手は早いタイミングでストップするのがとても上手でした。
「レシーブを選べる状態」にあるので、強いわけです。
私の話に戻りますが、私の場合、右利きのバックハンドサービスに対しては、比較的チキータがやり易かったです。
逆にフォアハンド順横下回転サービスには、とてもやり難さを感じました。
とても回転の影響を受けてしまうのです。
そこで練習後にYouTubeでチキータの動画を探してみたところ、興味深いものが見つかりました。
たしか、「楽々チキータ(楽チキ)」という題名?の動画です。検索してみてください。
ブチ切れた純粋の下回転サービスを、チキータで簡単に軽く返球する技術を紹介する内容でした。
あまりにもヒョイと簡単に返球するので、サービス側は馬鹿にされている感じがするくらいです。(笑)
つまり、真下回転の回転軸に対して、ほぼ90度の方向の回転を掛ければ、相手の回転の影響をほぼ受けないのです。
これはお互いに示し合わせているからこそ出来る技術だと思います。
実際の試合では、多少横回転の要素が入ったサービスが多いですし、相手のサービスの回転を読み誤ることもあります。(^^;;
そして何より、こちらとしては前に飛ばして相手コートに入れなくてはなりません。
直角の回転軸の精度を求めるよりも、こちらが優先になりますね。
従って、いつも相手の回転の影響を受けずにチキータするのはまず無理というものです。
ですので、相手のサービスの回転に合わせて角度の微調整をする必要があるのです。
また相手の回転に負けない鋭いスイングをするという方向性もあります。
(『力で持って行く』という類です)
ゆっくりスイングすれば相手の回転に負けてしまいます。
実際にやってみた結論としては、
- 相手のサービスを見切り、落下点に早く入り、打球体勢を作る。
- 相手サービスの回転に合わせてラケット角度とスイング方向を微調整する。
- 相手サービスの回転に負けないように鋭いスイングを心掛ける。
ということになります。(^^)
(次号へ続く)