【OBUコーチ】チキータについて その2
こんにちは。
静岡のOBUです。(^o^)
いつも私のメルマガを読んでくださって、
ありがとうございます。
『チキータについて その2』
前号でチキータレシーブの体勢の入り方と
その重要性について述べました。
今号は、その続きです。
森薗選手ばりのチキータレシーブの
体勢作りを身体で覚えたら、
次はいよいよスイングの段階に入ります。
Aさんの指導ではこれにも段階がありました。
まずラバーを貼っていない木べらの面で
打球するのです。
目的はあくまで基本を押さえるためです。
Aさんは純粋な下回転サービスを出します。
ノック練習ですので連続して出します。
それに対して私は、
若干上向きのラケット角度を作り、
押し出すように打球します。
木べらで回転の影響は受けにくいとはいえ、
ラケット角度はやや上向きになります。
この「若干上向きのラケット角度」が、
打球寸前の基本の角度になるので、
しっかりと覚える必要があります。
打球と同時に気を付ける点はグリップです。
シェークハンドグリップには
大きく3つのグリップがあります。
- フォアハンドグリップ
フォア面をややかぶせる。
人差し指が立つ。
フォアハンドがやり易い。 - ニュートラルグリップ
ラケット面は真っすぐ。
親指も人差し指も基本の位置。
フォアもバックも振れる。 - バックハンドグリップ
バック面をややかぶせる。
親指が立つ(サムアップ)。
バックハンドがやり易い。
通常は2.ニュートラルグリップを基本に、
フォアハンドとバックハンドでグリップを
切り替えます。
中には、バックハンドグリップのまま
フォアハンドを振る選手もいます。
水谷隼選手がそうです。
彼をよく見ると、フォアハンドの時も
親指が立った状態のグリップをしています。
グリップについては、元岡山リベッツの
横山友一選手が動画で詳しく述べています。
※とても参考になりますので、
是非検索してください。
さて、チキータの時は、
当然バックハンドグリップです。
正しいバックハンドグリップになっているか
のチェックポイントとしては、
「グリップエンドが中指の第一関節と
第二関節の間に来ているか」
となります。
木べら面での打球を覚えたら、
次はいよいよラバー面での打球となります。
スイングですが、木べら面の時と同様に
やや上向きのラケット角度で入りながら、
ボールの左横を擦り抜きます。
ラケットヘッドを下げて、手首の力を抜き、
振り子の様に反動をつけてやると良いです。
陥りやすい間違いは、バックドライブの様に
下から上へのスイングになる事です。
サービスの下回転に負けてネットミスして
いる時は、こうなっていることが多いです。
あくまで横回転をかけるイメージで、
後ろから前へスイングすることを
心掛けると良いでしょう。
下から上へではなく、後ろから前へです。
上手く行くと本当にバナナの様な弧を描き
相手コートに入ります。
多球練習ではミスを恐れず、
自分の感覚を信じてどんどん打球します。
やりながら微調整していきましょう。(^^)
(次号へ続く)