始める前に知っておきたいラージボールのルールとは

Jコーチ ラージボール ルール

こんにちはJです。

皆様、卓球ライフいかがお過ごしでしょうか?

ラージボールについて、執筆のお問い合わせをいただいております。

私は、ラージボールを20代の後半から始め、現在まで約7年ほどプレーしております。

当初、ラージボールをプレーした際に感じた事は、「硬式卓球と似て非なるスポーツ」なのだという事でした。

試合にも出ていましたが、当時は中々勝つことができませんでした。

硬式の卓球では、まず負けないであろう高齢者に負けることも、珍しくはありませんでした。

ただ、勝てない一方で、私にとってラージボールは非常に奥が深く、楽しく、どんどんのめり込んでいきました。

勝つ為に技術面だけではなく、多方面から研究をし、努力をしました。

ここ数年、ラージボールは全日本選手権も開催されるようになり(※全日本ラージボール選手権=ラージボールの最高峰の大会)、競技者も20代という若い層の選手も大幅に増えてきました。

そうです。

今やラージボールは、年輩者のスポーツという枠にとらわれなくなってきています。

そんなラージボール、是非、読者様にも積極的にチャレンジしていただきたいなと思い、執筆させていただきます。

最初にも話しましたが、ラージボールは「硬式卓球と似て非なるスポーツ」です。

それは、ルールの面が大きいと思います。

本日は、ラージボールと硬式卓球のルールの違いを書いていきます。

それではよろしくお願い致します。

ボールの大きさの違い

  • ラージボール:大きさ(直径)44㎜、質量(重さ)2.2g~2.4g
  • 硬式ボール:大きさ(直径)40㎜、質量(重さ)2.7g

上記のような違いがあります。

「ラージボールは硬式ボールに比べて直径が大きく、質量は軽い」という特徴があります。

このボール仕様により、ボールのスピードが出づらく、回転がかかりづらくなります。

結果、ラージボールの醍醐味である豪快なラリー戦に発展しやすくなります。

ネットの高さが高い

ラージボールでは、ネットの高さが高くなります。

  • 硬式では15.25cm
  • ラージボールでは17.25cm

です。

この2cmで、かなり感覚が変わります。

ラージボール初心者の方でよくあるのは、サービスに影響が出てしまうことです。

  • ボールの質が変わること
  • ネットが高くなること

で、ネットミスが多くなってしまったり、逆に高くなりすぎてボテボテのサービスになってしまったります。

また、ネットが高くボールも大きくなるため、ラリー中にボールがネットにかかりやすくなります。

さらに、エッジボールも出やすくなります。

  • ネットが高い
  • ボールが大きい

この2つの要素があることにより、確率的にもネットインやエッヂボールは増える傾向になります。

11本の2セット先取

ゲームは、1セット11本マッチの2セット先取になります。

2セット先取という事で、硬式の3セット先取とはまた違った試合運びが必要となったり、緊張感も発生します。

なので、ラージボールでは、1ゲーム目を取ることは非常に大きなアドバンテージとなります。

自分より格上の選手を倒すことが出来るなど、番狂わせも珍しくありません。

これもラージボールならでは、11本2セット先取のゲーム性と言えるでしょう。

表ソフトラバーのみ使用可能

使用用具についてです。

以前、私が使用しているラケットを紹介させていただいた事もあります⇒記事はこちら

ラケットについては、どのラケットを使用しても構わないのですが、使用ラバーについてはルールがあります。

それは、表ソフトラバーのみの使用となります。

表ソフトは、ラージボール用で発売されているラバーの他に、硬式卓球用の表ソフトでも使用可能です。

ただし、粒高ラバーは使用できません。

種類によって、表ソフトなのか?粒高ラバーなのか?と、迷うようなラバーもあります。

その場合は、販売元のメーカーが「表ソフトとして登録をしてあるか」という点が鍵となります。

ややこしいラバーもありますが、もし間違えて粒高ラバーを貼って試合に出てしまった場合、反則となってしまいますので注意が必要です。

レクレーションルール

最後に、ラージボールのレクレーションルールを説明します。

ラージボールのレクレーションルールとは、主に下記のようなものです。

  • サービスの際にトスを上げる高さに制限が無い(16cm以下でも良い) ※ただし、ぶっつけサービスは反則
  • デュースになった場合、例えば12-12の場面からは、13点目を先に取った方の勝利となる
  • リーグ戦を行い、三つ巴になった場合、年齢の高い順番で順位が有利となる。

実は、ラージボールの全日本選手権が開催される前までは、上記のルールがラージボールのスタンダードでした。

これはこれで面白い部分もあったと思いますが、全日本選手権といったより競技志向の大会には、このように運の要素の強いルールは好ましくないと判断されたのでしょう。

全日本選手権が出来た年度から、ルールが変更されました。
※11本2ゲーム先取以外のルール以外は、硬式卓球とほぼ同じになりました。

しかしながら、このレクレーションルールがまったく廃止となったわけではありません。

例えば、「三つ巴になった際に年齢の高い順番で順位が有利となる」というルールは地域大会では、よく採用されているケースがあります。

ラージボールでは、試合当日に試合ルールをよく確認しておく必要があります。

まとめ

本日は、ラージボールのルールについて説明してきました。

これからラージボールについては、

  • 打法
  • 戦術
  • 練習方法

など、さまざまな情報をお届けしていきたいと思います。

是非、参考にしていただければ幸いです。

それでは、本日もありがとうございました。

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この記事を書いた人J.Kurishima J.Kurishima
1985年7月10日生まれ 静岡県在住。中学から卓球を始め、卓球歴は約20年。高校では地元地区の強豪校へ進学。高校時代の最高成績はインターハイ県予選ベスト16。社会人でも卓球を続ける。この時に様々な方との出会いを得て実力が向上。同時に、卓球の楽しさ、奥深さをさらに知る。転機となったのは、20代後半から始めたラージボール卓球。全国大会に4大会出場。最高成績は全国ラージボール埼玉大会で混合ダブルスでベスト8。その他オープン戦で多数優勝。また、指導経験は小学生~一般の方まで経験あり。身体の使い方に注力し、理論的で分かりやすいアドバイスを心がけている。現在は、小学校低学年(自身の子供)の指導中。まだまだ日々勉強中!よろしくお願いいたします。
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