前回の対戦を分析して次の対戦で生かす方法とは

Jコーチ 戦術 技術

こんにちはJです。

皆様、卓球ライフいかがお過ごしでしょうか?

同じ地区内、もしくは部内戦でも良いのですが、よく試合で対戦する選手っていませんか?

よく対戦する選手に対しては、対戦成績をイーブンか勝ち越しておきたい所であります。

よく当たる選手と試合をする際に大事なことは、2回連続で負けない事だと私は思います。

その為には、自分なりに「前回の対戦を分析し、次の対戦で生かす」事が重要だと思います。

今回は、そのような事例を出して解説していきたいと思います。

それでは、本日もよろしくお願い致します。

1ヵ月前に当たり負けてしまった対戦相手

今回事例として出すのは、一カ月前に対戦し、その時は敗戦。

そして、今回(1カ月後)再び対戦した際に、勝ったという試合を挙げたいと思います。

相手は、シェークハンドの選手です。

私はこの選手とは縁があり、よく対戦する機会があります。

過去の対戦成績では、2勝3敗となっていました。
※先日まで

ここで注目すべき点は、勝ち数と負け数がほぼ同じだという事です。

例えば、通算の対戦成績が0勝5敗に相手に勝つことは、非常に困難でしょう。

しかし、勝ち数と負け数がほぼ変わらない相手であれば、その日のお互いの調子であったり戦い方(戦術)で勝敗は左右されます。

  • 前回はこういう風に戦って負けてしまった
  • 前回は相手のここが良かった

というポイントをしっかりと記憶しておき、次(今回)の対戦に備える事がポイントとなります。

フォアハンドスペースを空けすげきてしまった1回目

この選手と、

  • 1カ月前に対戦した際の事を1回目の対戦
  • 最近対戦した際の事を2回目の対戦

と表現します。

※前回も今回も、ラージボールの試合でした。

1回目と2回目の試合で大きく変わったことは、フォアハンドの回り込みの使用頻度でした。

1回目の対戦の際、私はペンホルダーなので、フォアハンドで積極的に回り込んでいくことで相手にプレッシャーをかけていこうとしました。

しかし、それが結果、仇となってしまっていたのです。

回り込んだ後は、フォアハンドスペースが大きく開いてしまい、そこにボールを送られて崩されるという展開だったのです。

ラリー中に一度体勢を崩されると、立て直すことは困難です。

終始、劣勢のまま1回目の試合は負けてしまいました。

回り込みは控えバックショートで対応する

2回目の対戦は、前回の対戦から1カ月足らずでのことでした。

この時は、団体戦の1番手同士での対戦になりました。

お互いの名前が呼ばれて対戦することになった瞬間、お互いに前回の対戦がビデオの巻き戻しのように頭の中をよぎったのではないかと思います。
※少なくとも私はそうでした。

  • どのような展開が有利であったのか?
  • 相手のどういった攻撃が嫌だったのか?

そうです。

この瞬間から、試合は始まっているのです。

私の頭には、前回の展開はしっかりと頭に残っていました。

2回目の対戦では、回り込みを極力控えてプレーをしました。

回り込みを控える代わりに、相手のバックハンドに対してこちらはペンホルダーのバックショートで粘って対抗するようにしました。

相手はシェークハンドで、強いバックハンドを打ち込んできます。

この時に、ペンホルダーのバック対シェークハンドのバックハンドのラリーになります。

一般的に、このラリーではシェークハンドが有利とされます。

なので、一生懸命バックショートで粘ってはいましたが、これが最善の良い策なのかどうか、、、

試合中も、我慢との戦いでした。

それでも、自分の戦術を信じて前を向いて、我慢強く粘りのプレーをしました。

両ハンド待ちで良かったんだ

1セット目はこちらがデュースで取り、2セット目は相手がデュースで取りました。

2セット目まで試合が進んできていますが、基本的には「核」となる戦術は変えてませんでいた。

「回り込みは控えバックショートで対応する」です。

実は、回り込みを控えることで、身体を大きくフットワークで動く必要がなくなった為、以下のような良い要素が試合中に出てきていました。

  • 体力の温存
  • フォアサイドのスペース空けない為、フォアサイドに振られてもボールが取れる
  • 回り込み等、大きなフットワークをしない為、身体がブレない、よって、打法が安定し、コートに入る
  • 相手がフォアサイドに送ってもこちらがミスをしない、逆に相手が焦りミスをし始めた

2つの試合を比べて感じたことは、1回目は回り込み後のフォアサイドに送られた際、送られた瞬間に相手の点数になっていました。

2回目は回り込まず、両ハンドで待った。

結果、フォアサイドへ送られてもきっちり反応し返球できた事で、相手に「前回と勝手が違う」と思わせることができたのだと思います。

ラージボールでは、粘り強く

  • ブロック
  • フィッシュ
  • ロビング

などでコートに何回でも返球できる選手は、相手に非常に嫌がられる選手です。

今回は、そのような粘り強いプレーをすることができたのではないかなと思います。

この試合は、最終的に2-1で勝利することができました。

いつもと違うぞ?

今回は同じ対戦相手に対して戦術を変えた結果、勝利することができたよ~という内容でした。

皆様にも、よく当たる対戦選手っていらっしゃるのではないですか?

そうです。

部活内やチーム内のチームメートです。

手の内を知り尽くした(尽くされた?)相手に対して、勝つために毎回同じ要領で対戦しても変化もなく、結果も同じになりかねません。

今回紹介したように、大胆にプレーをチェンジして相手にぶつかっていく事はいかがでしょうか?

「あれ?なんかいつもと違うぞ?やりにくいなぁ」

そのように相手に思わせるだけでも、相手には相当なプレッシャーがかかっているはずです。

今回は私自身の試合経験から、「前回の対戦を分析し、次の対戦で生かす」という内容でした。

是非、参考になれば幸いです。

それでは本日も、ありがとうございました。

よく読まれている記事はこちら👇

卓球に必要な力とは?

【OBUコーチ】戦型は関係ないフォアハンドの体重移動

【卓球】安定したブロックができるポイント
ご質問・お問い合わせについて
いつもブログ記事を読んでいただき、ありがとうございます。アマチュア卓球上達塾では、卓球上達のためにブログやSNSで情報発信をしています。また、卓球上達のためのDVD教材の販売も行っております。卓球に関するご質問やお問い合わせ、ブログ記事に対するコメントなどがありましたら、下記のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
メールアドレス:info@real-style.co.jp
この記事を書いた人J.Kurishima J.Kurishima
1985年7月10日生まれ 静岡県在住。中学から卓球を始め、卓球歴は約20年。高校では地元地区の強豪校へ進学。高校時代の最高成績はインターハイ県予選ベスト16。社会人でも卓球を続ける。この時に様々な方との出会いを得て実力が向上。同時に、卓球の楽しさ、奥深さをさらに知る。転機となったのは、20代後半から始めたラージボール卓球。全国大会に4大会出場。最高成績は全国ラージボール埼玉大会で混合ダブルスでベスト8。その他オープン戦で多数優勝。また、指導経験は小学生~一般の方まで経験あり。身体の使い方に注力し、理論的で分かりやすいアドバイスを心がけている。現在は、小学校低学年(自身の子供)の指導中。まだまだ日々勉強中!よろしくお願いいたします。
持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら