【Jコーチ】ラージボールで使用しているラケットについて

Jコーチ スキルアップ ラージボール 道具

こんにちはJです。

皆様、卓球ライフいかがお過ごしでしょうか?

前回は、「ラージボールで使用するラケットについて」をやっていきました。

あまり知られていない?ラージボールで使用するラケットとは?

今回は、実際に私がラージボールで使用しているラケットと、そのラケットまでに行き着いた体験談をお話ししていこうと思います。

また、最後には、ラケットを選ぶ際に注意をした方が良い点も挙げてみました。

それでは、本日もよろしくお願い致します。

安定思考のプレイヤーには木材ラケットがおすすめ

私はラージボールを始めてから3年目の時に、木材のラケットを使用し始めました。

ラケットは、UNIVERの「クリッパーCC」というラケットです。

※このラケット自体は既に廃盤

実は、最初は特殊素材のラケットを使用していました。

特殊素材のラケットは打球時の金属音が気持ちよく、また、非常に打球の威力が出る為、そのラケットも気に入っていました。

その特殊素材のラケットを使用し、2回の全国大会に出場しました。

  • 愛知県大会では一般男子男子ダブルスAでベスト8
  • 埼玉県大会では一般男女混合ダブルスAでベスト8

でした。

一見、そこそこの成績を残せているので、何ら気にすることもなのでは?とおもいきや、事件は埼玉大会のシングルスの部でおきました。

シングルスの予選リーグを抜け、決勝トーナメントの時でした。

元々、私はすごく緊張をしてしまうタイプなのですが、その日の緊張具合は未だかつて経験したことのないようなものでした。

身体は動かず、ラケットで打球しても、手に全く打球感が伝わらないのです。

もちろん、そのような状態ですからボールコントロールもできるわけなく、対戦相手にはストレートで敗退。

敗戦をラケットだけのせいにするわけではありませんでしたが、この経験からまずはラケットの変更を考えました。

  • なるべく打球感が手にしっかりと伝わるもの
  • 攻撃力よりもある程度守ってもいけるもの
  • 緊張した際でも最低限コートに入れる事ができるもの

というコンセプトのもと、木材のラケット使用するようになりました。

あと、木材ラケットは特殊素材よりも弾みが劣るという面がありますが、そこも考慮し、なるべく木材の中でも弾みが確保されているラケットを選びました。

ラージボールは、使用するラケットによって、自身のプレースタイルが大幅に変わります。

私は、特殊素材のラケットを使用している時はそれなりに攻撃をし、打ち抜いていくプレースタイルでした。

しかし、木材のラケットにしてからは、ブロックやコース取りに気を付けつつ、チャンスボールを狙っていくようなプレーになりました。

最初に言いましたが、私は試合でかなり緊張をしてしまう人間なのですが(どんな試合でも毎回緊張します)、そのような状態でもある程度試合をゲームメイクできるのは、木材ラケットを使用している恩恵なのだと感じてます。

なので、

  • 安定思考のプレイヤー
  • 安定志向のプレー

を目指すのであれば、是非、木材ラケットを使用することをおすすめします。

ここに気を付けようラケット選定

ここでは、私の経験上、今まで使用したラケットで少し扱う事が難しいと感じたラケットの一部(仕様)を紹介します。

ただ、こちらはあくまでも私一個人の意見ですので、ご参考程度にどうぞ。

打球時にボールが直線的に飛び出すラケット

ラージボールは、ドライブ打法よりも

  • ミート打法
  • スマッシュ打法

を多く使用します。

また、ネットの高さは硬式ネットよりも2cm高くなります。

つまり、あまりラケットから直線的に飛び出すラケットを使用してしまうことでネットにかかりやすくなり、ネットミスが多くなる傾向が感じられました。

打球時に、ボールが上がりやすいラケットがあります。

そのラケットを使用する事で、解消されます。

打球感が硬すぎるラケット

ラケットにカーボンなど特殊素材が挟まったラケットを使う際は、注意が必要です。

実は、ラージボールは打球の際に強く叩けば良いというものではありません。※強く叩けば威力が出るわけではない

あまり強い打法で叩きすぎた際には、ボール自体が変形をしてしまい、ネットミスをしてしまいます。

ラージボール自体が軟らかい素材で出来てますから、ハードヒットのし過ぎには注意が必要なのです。

よって、一般的に打球感の硬いカーボン素材が挟まったラケットを使う際には、一定の技術量が必要と感じます。

ラケットの板厚が厚すぎるラケット

一般的に、ラケットの板厚が厚いラケットの方が、打球の際に飛距離が出ると言われています。

ただし、これはあくまで個人的な感覚だったのですが、ラージボールの場合ではその恩恵を感じることはできませんでした。

むしろ、あまり飛距離は出ず、打球感も籠ったような打球感がだったことが印象的でした。

ラケットの板厚については、5.8㎜~7㎜くらいまでが理想です。

板厚が薄ければ操作性、ボールフィーリングも良くなります。

ただし、もちろん弾みは威力は落ちます。

総重量が重すぎるラケット

重量の思いラケット(ラバー含む)は、あまりおすすしません。

ラージボールは、勝ち続けると耐久戦のような勝負になってくることも少なくありません。

その際に、重いラケットよりも軽いラケットを使用し、身体に負担をかけないようにすることがベターです。

もちろん、重量の重いラケットの方がボールの威力が出る場合もありますが、逆に、自分が振りきれる軽いラケットを使用することで自身のスイングスピードを上げ、威力を出すという考え方もあります。

私は後者の考え方です。

自分にあったラージボール用ラケットを見つけよう

硬式卓球と比べ、ラージボール用のラケットはあまり気にされていない方が多いと思います。

だからこそ、自分に合ったラケットを見つけてライバルに差をつけてみませんか?

私は、友人や知らない方でも声をかけ、気になったラケットやラバーは借りて打たせてもらう事もあります。

もし、そこで感覚が良ければ、その用具を本格的に試してみます。

  • 今はラケットの種類が豊富で何を使えば良いかわからない。

そんな意見もありますよね。

そんな時は、近場で強い選手の用具を参考にして同じラケット、ラバーににしてみるのも良いと思います。

まとめ

本日は、私がラージボールで使用しているラケットを紹介していきました。

ラケット自体を真似る必要はありませんが、用具を選ぶ上で参考になる点は多少はあったのではないかなと思います。

少し照れくさいかもしれませんが、まず、失敗はありません。

本日は、「私がラージボールで使用しているラケットについて」紹介してきました。

本日もありがとうございました。

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この記事を書いた人J.Kurishima J.Kurishima
1985年7月10日生まれ 静岡県在住。中学から卓球を始め、卓球歴は約20年。高校では地元地区の強豪校へ進学。高校時代の最高成績はインターハイ県予選ベスト16。社会人でも卓球を続ける。この時に様々な方との出会いを得て実力が向上。同時に、卓球の楽しさ、奥深さをさらに知る。転機となったのは、20代後半から始めたラージボール卓球。全国大会に4大会出場。最高成績は全国ラージボール埼玉大会で混合ダブルスでベスト8。その他オープン戦で多数優勝。また、指導経験は小学生~一般の方まで経験あり。身体の使い方に注力し、理論的で分かりやすいアドバイスを心がけている。現在は、小学校低学年(自身の子供)の指導中。まだまだ日々勉強中!よろしくお願いいたします。
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