理想のプレーを求めて3年後に向けた練習をする
あなたには、長期的な目標はありますか?
私は、3年後に自分の理想のプレーをして試合に勝ちたいと、考えています。
本当は、今すぐにでも理想のプレーが出来れば良いのですが、残念ながら今の自分は、理想と比べてかなりギャップがあります。
急にやろうとすれば、
- 焦ったり
- 落ち込んだり
- 故障したり
するのがオチです。
だから、「3年後」なのです。
10年先はとても見通せないけれども、3年先ならば何とか想像出来ますよね!
3年後に向けて、今頑張ろうと思っています。
まずは理想のプレーを描こう
あなたは、「こんなプレーが出来たらいいな」という理想のプレーはありますか?
今、出来る・出来ないは関係ありません。
将来これに近づけたらいいなという、類のプレーです。
私は、あります!
私は、超攻撃的カットマンになりたいのです。
超攻撃的カットマンとは、
- サービスそのもので得点してしまう
- 3球目&5球目攻撃で得点する
- レシーブからも攻撃を仕掛ける
- 4球目の攻撃パターンを持つ
- 台上技術で先手を取れる
- 変化カットをしたらすぐに反撃する
- カウンター攻撃のパターンを持つ
- 奥の手としてカットで粘る
というようなプレーをします。
あなたは、どのようなプレーをしたいですか?
繰り返しますが、現在出来る・出来ないは関係ありません。
あなたの憧れの選手がいれば、その選手の真似をすれば良いでしょう。
日本や世界を見渡せば、カッコイイ選手は沢山います。
現在は、ネットで動画を観ることが出来ます。
スウェーデンの元世界チャンピオンのヨルゲン・パーソン選手は、優勝した当時、卓球少年たちの憧れの的だったそうです。
スウェーデンの卓球少年たちは、パーソンのプレーを真似し、得点するたびに彼のガッツポーズを真似したそうです。(笑)
何とも微笑ましいエピソードですが、私達も今一度「少年の心」を取り戻しても良いかと思います。(#^-^#)
おっと、女性の場合は卓球少女でしたね!
そこから、自分の理想のプレーが形作られていくのだと私は思います。
ギャップを挙げてみよう
当然、理想と現実はギャップがあります。
私の場合を例にとって、ギャップを見ていきます。
理想1:サービスそのもので得点してしまう
これに対して、現実は・・・、
- サービスエースが少ない。
- そもそもバリエーションが少ない。
- サービス自体に威力がない。手打ち。
- サービスの狙いがいまいち曖昧である。
理想2:3球目&5球目攻撃で得点する
これに対して、現実は・・・、
- フォアハンド攻撃だけである。
- ツッツキレシーブにしか仕掛けられない。
- パターンが少ない。
理想3:レシーブからも攻撃を仕掛ける
これに対して、現実は・・・、
- レシーブ攻撃の技術がない。
理想4:4球目の攻撃パターンを持つ
これに対して、現実は・・・、
- レシーブで先手が取れないので、そもそも4球目攻撃が出来ていない。
理想5:台上技術で先手を取れる
これに対して、現実は・・・、
- 先手が取れるような台上技術がない。
理想6:変化カットをしたらすぐに反撃する
これに対して、現実は・・・、
- 変化カットからの攻撃パターンはあるが、バリエーションが少ない。
理想7:カウンター攻撃のパターンを持つ
これに対して、現実は・・・、
- 確立されたカウンター攻撃のパターンがない。
理想8:奥の手としてカットで粘る
これに対して、現実は・・・、
- ある程度は出来ている。
- 強い回転のドライブに弱い。
- 左利きに弱い。
こうしてギャップを挙げながら俯瞰すると、私の課題が見えてきます。
それは、「カットはある程度でき、3球目攻撃やカットからの反撃も少しはあるが、攻撃の威力と手数が圧倒的に少ない」ということです。
もう少し、具体的には、
- サービスの種類を増やし威力を高める。
- フォアとバック共に8の字打法での 前陣ドライブを磨き、3球目で使う。
- 前陣でのブロック技術を習得する。
- チキータ、ストップ、フリック、 横回転ツッツキを習得する。
- それらをレシーブとラリー中に使える 様にする。
- フォアとバック共に楕円打法での 中陣からのドライブを習得する。
- それらをカットのラリーに入れる。
- 変化カットを磨く。
- カットで粘る練習とロビングを磨く。
です。
プラスチックボールに対応する視点も、上記に採り入れて行かなくてはなりません。
細分化して考えよう
例えば、
- サービスの種類を増やす
- サービスの威力を高める
には、どうすれば良いか。
以前は、意表を突くサービスを出して攻撃に結びつけることを考えました。
そうすると、攻撃するのかカットで行くのかが相手に分かってしまうので、良くないと思いました。
なので、現在はカットも攻撃も両方出来るサービスを磨くことにしています。
威力を高めるには、下半身や肩の筋肉などの大きな筋肉を使うことだと分かりました。
腕や手首は、それらの補助的に使います。
- 如何に直前までリラックスするか
- 如何にインパクトの瞬間に指の力を使うか
で、切れ味が鋭くなります。
- 常に一定に出せるか。
- 一定に出すためには、どうすれば良いか。
- 構える位置
- トスの位置
- トスの高さ
- スイング
- 自分のコートの落点と入射角
- 力の入れ具合
を一定にします。
そのためには、どうすれば良いか。
台のセンターラインやエンドラインを基準に、
- 両足の位置と方向を決める
- オープンハンドの位置を決める
・・・・と、いうように、「そのためにはどうすれば良いか」を繰り返して、掘り下げていきます。
3年後に向けた練習をしよう
今の自分と理想の自分を比較して、ギャップの部分にフォーカスしてしまうと、真面目な人ほど落ち込んでしまいますね。
「ああ、自分は全然出来ていない」と。
しかし、こう捉えられないだろうか。
「出来ていない技術」は、「これから出来るようになる技術」だと。
つまり、「出来ていない技術」=「自分の伸びしろ」なのです。
因みに、私は「伸びしろ」だらけです。
いや、「伸びしろ」しかないです。(笑)
現状を笑い飛ばし、明るく楽しく前向きにあなたの理想のプレーを思い描いて、あなたの3年後に向けて練習しましょう。
最後に金言を送ります。
私の大好きなイチロー選手の言葉です。
「小さい努力の積み重ねでしか、頂上に行けない」
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昭和40年12月31日生まれ。血液型O型。兵庫県西宮市出身。現在は静岡市在住。
中学1年より卓球を始め、卓球歴は40年以上。中学高校時代は鳴かず飛ばずの成績。高校時代は県大会前の地区予選3回戦ボーイであった。インハイなど全国大会出場経験無し。大学時代飛躍的に卓球技術が向上。東海学生卓球リーグ2部で全勝しチームの優勝に貢献し敢闘賞を受賞。3人の元インハイ出場の選手に勝つ。30代の時に東海選手権(年代別個人戦)で、ベスト8に入る。高島規郎選手、古川敏明を選手を師と仰ぐ。現在も現役選手として試合に参加している。静岡市卓球協会の常任理事として静岡市の一般の試合の大会運営や広報活動を行う。また中高生の指導に当たる事もある。2005年から卓球のメールマガジンを発行中。現在も続いている。著書「OBUさんの初心者卓球上達法~卓球が上手くなりたい人へ」(文芸社)