格上の速い選手に対抗!?遅い展開にする方法【後編】

シングルス

今回は、前回の続きになります。

ループ多用

このループは、遅いループになります。

遅いループを使える選手は、しっかりと引き付けて打つ事が上手なので、遅い展開で勝負することができます。

これも下回転と同様で、自分から仕掛ける時に速いループで仕掛けてしまうと速い展開になってしまうので、遅いループを仕掛けてラリーをゆっくりにします。

そして、しっかりと回転をかけてコースを狙うようにします。

遅いループを打つとカウンターが怖いと思われたかもしれませんが、そこは回転が弱かったりコースが甘かった場合です。

しっかりと回転をかけてコースを狙うなど、カウンターされない工夫をすることが重要です。

良いコースを狙ったり、狙うコースを絞りづらくさせたり、回転量を増やすなどができるようになると、遅いループが凄く有効になってきます。

また、遅いループでも回転がしっかりと掛かっていれば、ブロックした時に跳ねやすくなります。

そうすると、さらに遅い展開になりますよね。

速い打点のブロック

遅い展開の話をしてきたのに、最後はなんで速い打点なんだと思われたかもしれません。

遅い選手は、速い打点でブロックすることで、相手選手が後ろに下がっていくことが多いです。

そうすると、相手は下がっていき、自分は優位なポジションで遅い展開がやり易くなります。

逆に、自分が下がって打点の遅い所でブロックをする選手もいると思います。

確かにこれで遅い展開にはなりますが、相手選手に強く打たれる可能性もあります。

なので、良い状況ではありません。

ただ、速い打点を意識しすぎて、速く攻撃はしないでください。

あくまでも遅い攻撃をするために打点を速くしているので、攻撃自体を速くしてしまうと意味がありません。

まとめ

ここまで以下の3つについてお話してきました。

  • 下回転メイン
  • ループ多用
  • 速い打点のブロック

これらができている選手に共通するのが、戻りが速いということです。

例えば、下回転でラリーがスタートしますよね?

その時に、最初はフォア側に来たけど次はバックに来たとします。

戻りが遅ければ、いくらラリーのスタートをお遅くしても対応できません。

逆に戻りが速いと、しっかりと余裕を持って次の対応をすることができます。

遅い展開を作ろうとすると、戻りまで遅くなってしまう選手が多いです。

そのため、速いカウンターや強打で得点を取られてしまうパターンが多いです。

なので、遅い展開をしても戻りは速くすることは意識しましょう。

この記事を書いた人卓球上達編集部卓球上達編集部
私たち編集部は、坂本竜介選手や三田村宗明選手、松平賢二選手など元プロの選手などから、直接ノウハウを教えていただき、そのノウハウを取りまとめ、DVD教材として制作しています。
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