審判って何をしてるの?part2
今回は、前回の続きになります。
前回は、試合開始までについてお話ししたので、今回は試合中の役割についてお話していきたいと思います。
アナウンスとジェスチャー
主審は、試合中に多くのアナウンスやジェスチャーを行わないといけません。
そこで、パターン別に紹介していきたいと思います。
得点が入った時
得点が入った時は、得点を決めた選手側の腕の肘は曲げて、手をグーにして上げます。
これを見て副審は、得点版に得点を入れていきます。
このように、得点した選手側の腕を上げている時は、「この選手が得点したよ」ということを表しています。
得点を読む順番
得点を読み上げるときは、サーバー側から読み上げないといけません。
例えば、得点が5-9で、サーバーが9点のほうならば、「ナイン・ファイブ」となります。
ラリーを中断するとき
ラリーを中断するときは、「レット」と言いながら右手を上にまっすぐ上げます。
この時、手はパーにします。
レットとは、やり直しを意味します。
ラリー中やサーブによって、レットになる条件は違います。
そこも機会があれば、また書いていきたいと思います。
ネット
ネットの時は、レットと同じで右手を上にまっすぐ上げます。
ただし、「ネット」と言いながら上げます。
ネットは、サーブで打ったボールがネットに触れることを意味します。
この場合は、得点にカウントせず、サーブがやり直しになります。
エッジ
エッジの時は、「エッジ」と言いながら、ボールがバウントした場所を人差し指で指します。
エッジとは、打ったボールが台の角に当たってバウンドすることを意味します。
この場合は、返球したとみなされ、得点になります。
副審側でエッジが起きた場合は、副審の判定が優先されますので、副審も同様にアナウンスとジェスチャーを行います。
サイド
サイドの時は、「サイド」と言いながら、両腕を肩の前まで上げて手のひらを体のほうにむけます。
サイドは、打ったボールが、台の側面でバウンドすることを意味します。
この場合は、無効になり返球として認められません。
これもエッジ同様に副審側で起きた場合は、副審の判定が優先されます。
そのため、主審から見たらエッジでも、副審がサイドと判定すればサイドになります。
まとめ
このように、試合中に多くのアナウンスやジェスチャーを審判は行っています。
このような部分も覚えてみると、審判の言動が理解できて、さらに卓球を楽しく感じれるかもしれませんね。
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