審判って何をしてるの?part1
今回は、審判についてお話していきたいと思います。
他のスポーツもそうですが、卓球にも審判のルールが決められています。
選手でも観客でも審判でも、審判のルールは知っておいたほうが卓球を楽しめますよね。
そこで、主審と副審の役割など、基本的な部分をお話していきたいと思います。
審判
卓球の審判には、主審と副審の2人がいます。
公認審判がいない場合は、1人でやることもあります。
得点の表記やコールは、すべて英語になります。
表記とコールは下記のとおりです。
0 | ラブ |
1 | ワン |
2 | ツー |
3 | スリー |
4 | フォー |
5 | ファイブ |
6 | シックス |
7 | セブン |
8 | エイト |
9 | ナイン |
10 | テン |
11 | イレブン |
12 | トゥウェルブ |
得点のコールは、サーバーから読み上げます。
同点の場合は、「オール」を使います。
※例:3―3の場合は、3オールと言います。
主審
主審は、台の真ん中付近に座ります。
目の前に、ネットがある場所ですね。
座らずに、立って主審をする場合もあります。
主審は、下記の役割を持っています。
- サーブ違反の判断
- 主審側サイドライン付近のボール判定
- 得点のアナウンス
- レットコール
- タイムアウトコール
- ストロークカウンター
また、副審が明らかなミスジャッジを行った場合は、主審が判定の取り消しを行えます。
その場合は、試合後にスコアカードの記入を行います。
副審
副審は、主に主審の補佐を行います。
ネットを挟んで、主審の向かい側に座ります。
副審の役割は、下記になります。
- サーブ違反の判断
- 副審側サイドライン付近のボール判定
- 得点板の操作
- 練習時間やタイムアウトの時間管理
主審側から見えないボールの判断は、副審が行います。
しかし、副審が明らかなミスジャッジがあれば、主審の判定が優先されます。
試合開始までの流れ
卓球では、試合が始まる前に、選手同士の2分間のラリーがあります。
それが終わると、挨拶をして選手同士でラケット交換を行います。
選手はこのラケット交換時に、相手のラケットラバーの確認をします。
そこで、相手の戦型などを考えて、試合を組み立てます。
審判は、このラケット交換時に違反がないかをチェックします。
ラケット交換が終わると、コイントスかジャンケンでサーバーを決めます。
サーバーが決まると、サーバーじゃないほうの選手がコートを決めます。
試合開始
サーバーとコートが決まると、いよいよ試合開始です。
主審が試合開始のコールをすると、試合が始まります。
この時に、審判が下記のようにコールします↓
「ファーストゲーム 〇〇〇〇 トゥ サーブ ラブ オール」
〇〇は、サーバーの選手名です。
わかりやすく書くと、下記のようになります↓
「第一ゲームは、○○○○のサーブからスタートします。0―0、試合開始です。」
このコールをする時に、主審はサーバー側に手を伸ばします。
ただし、1人で審判をする時は手を伸ばさなくても大丈夫です。
まとめ
今回は、審判の基本的な部分についてお話ししました。
試合中の審判のルールなどもあるため、機会があればそちらについてもお話していきたいと思います。
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