試合で結果を大きく左右するメンタルトレーニング
今回は、メンタルトレーニングについてお話していきたいと思います。
今の時代、卓球に限らず多くのスポーツ選手が、練習メニューにメンタルトレーニングを取り入れています。
なぜなら、メンタルで試合の勝負がつくときがあるからです。
自分と対戦相手の実力が同じくらいの時、メンタルの差で勝負がつく場合は多いです。
それほど、メンタルを鍛えることが重要なんです。
プロの選手では大きな実力差がないため、試合当日の体調やメンタルが試合結果に大きく影響してきます。
じゃあ、実力差が明らかなほど差があればメンタルを鍛えなくていいのかとなると、そういうわけではありません。
自分の実力を上げるには、新しい技術を覚える必要があります。
しかし、この時に自分の実力に見合わない技術を覚えようとする選手が多いです。
そのため、中々技術が身につかず、成長していないように感じてしまいます。
なので、自分に見合わない技術を覚えるよりも、メンタルを鍛えたほうが早く成長を感じられます。
ここで一つ問題になるのが、メンタルを鍛える方法があまり知られていないということです。
そこで、今回は「マインドフルネス」という考え方を紹介します。
聞き慣れない言葉なので難しいと思われたかもしれませんが、そんなことはありません。
しっかりとポイントさえ抑えておけば、簡単にできます。
抑えるべきポイントは、以下の3つになります。
- 受け入れる
- 判断しない
- 今に集中する
受け入れる
多くの選手は、試合や練習などで緊張したときに、その緊張や不安を解決しようとします。
しかし、それをすることによって、解決どころが逆に緊張が強まってしまいます。
緊張するとは、本能的な部分になるのでどうすることもできません。
そのため、緊張をしたときはそれを受け入れてみましょう。
受け入れられないよ。
と思われたかもしれませんが、この時に自分を客観視してください。
そして、緊張してきたと不安になるのではなく、緊張しているなと他人事のように考えます。
判断しない
人間って、無意識にマイナスなことを考えてしまいます。
そんな時に、自分はネガティブだなと判断したところで、現状は何も変わりません。
試合前に、試合をイメージして色々と考えることは大切ですが、結果が良くなることは少ないです。
むしろ、悪くなることのほうが多いです。
なので、何が良いのか悪いのかを考えてプレーするよりも、そんなことを考えずにプレーするほうが良いです。
この時に、上記と同じで自分の状況を客観視して考えるようにしましょう。
今に集中する
試合時に緊張してしまうと、相手選手がいつもより大きく見えてしまったり、自分に自信を持てなくなります。
しかし、緊張したところですることは変わりません。
普段のプレーと違うことをする必要はありません。
ここを見失わないためにも、目の前のやるべきことに集中する必要があります。
そして、全力楽しみながらプレーします。
まとめ
「マインドフルネス」は、普段から考えていない考え方かもしれません。
そうすると、無意識でできるようになるのに、時間がかかってしまいます。
しかし、
- 試合で勝ちたい
- 自分の目標を達成したい
- 全国大会に出たい
など、自分の目標があるのであれば、この「マインドフルネス」という考え方を覚えておいても良いと思います。
日ごろの練習から、試してみてください。
私たち編集部は、坂本竜介選手や三田村宗明選手、松平賢二選手など元プロの選手などから、直接ノウハウを教えていただき、そのノウハウを取りまとめ、DVD教材として制作しています。
このブログでは、関わった元プロの選手のノウハウや上達方法なども含めて上達につながる有益な情報を発信していきます。