【Jコーチ】子供の感性を育てるにはアドバイスをしない!?
こんにちはJです。
皆様、卓球ライフいかがお過ごしでしょうか?
新型コロナウイルスの流行、真っ只中でございます。
感染への予防・対策をとっていただき、どうかお気をつけてお過ごしください。
私は先日、息子(小学校1年生)の試合に同行してきました。
その日は、今年度一番の冷え込みになりました。
もちろん試合会場は寒く、いつも勝ち上がっている選手が苦戦を強いられたり、また、負けてしまう(番狂わせ)という事もあったそうです。
寒さは、選手のパフォーマンスを極端に低下させます。
この時期の試合は、寒さ対策が重要になってくると改めて認識させられました。
具体的には、
- 朝の練習でしっかり身体を温める
- 厚着をすることで身体を冷やさない
ことは、すごく大切です。
さらに、一番冷やしてはいけないのは手です。
手は、卓球をする上ではセンサー(感覚)そのものになります。
手袋の着用は、非常に効果的です。
さて、本日の題目ですが、「子供の感性を育てる」という事で書いていきます。
それではよろしくお願いいたします。
子供の感性に任せてください
朝の練習を終え、開会式の際に運営側から下記のような話がありました。
- 本日はコーチの方、お父さん、お母さんのアドバイスはしないでください
- 子供の感性、ひらめきに任せて試合をさせてください
と言ったものでした。
コーチや親御さんが過度にアドバイスをするリスク
コーチや親御さんがアドバイスをすることで、戦況が良い方に傾き、その結果、逆転勝ちをおさめることもあるでしょう。
しかし、過度に口を出してしまうのも考えものです。
子供自身が、「自分自身でなんとかしよう」という考えを養えなくなってしまう可能性があるからです。
また、コーチや親御さんの顔色を伺いながらプレーをするようになってしまう場合もあります。
「今はこのプレーで合っているのかな?」といった、自分のプレーに自信が持てない状態です。
こういった状況を避けるためにも、コーチや親御さんはある程度まで子供達の感性に任せ、プレーを見守ってあげる事は大切だと思います。
とは言ってみたものの、、、、
実は私自身もどちらかと言うと、口を出してしまう方です。
なので、今回の試合は私にとっても試練や冒険のようなものでした。
子供の感性はおもしろい
私の息子は、小学校1年生ながら、ラリー中、後ろに下がりロビングを上げ始めることがあります。
皆さんはもし、自分のお子さんがこのようなプレーした際にどのようにアドバイスをしますか?
「あまり下がらないでプレーをしよう」ではありませんか?
実際、私もそうですし、そう言ってます(笑
しかし、息子本人に直接聞いてみると、後ろに下がるのには理由があったのです。
- ロビングは点数を取るのに効果的(小学校低学年はロビングを打てない)
- 強いボールが来たときは後ろに下がらないとボールが速くて取れない
と、上記は息子談です。
私はこの話を直接息子から聞き、「なに言ってるんだ(笑)」と思う反面、非常に面白い感性で、私が思っている以上に考えながら卓球をやっているのだなと感じ、とても嬉しくなりました。
皆さまも、もし機会がありましたら、お子さんに、「そのプレーはなんでしたの?」と聞いてみてください。
面白い答えが返ってくるかもしれません。
また、明確な答えが返ってくるならば、それがお子さんの感性です。
是非、その感性を大切にしてあげてください。
子供は思った以上に
試合結果ですが、私の息子はバンビの部(小学校2年生以下)で優勝をすることができました。
家に帰ってから、妻へ優勝報告とアドバイス禁止の話をしたところ、
「それはアドバイスをしなかったから良かった(優勝した)んじゃないの?(笑)あなた、口数が多いから」などと言われました(笑)
※実際それは否定できません;
今回は大会の規定から、アドバイスをしないという試合同行になりました。
運営側は「子供の感性」という事にスポットを当て、アドバイスをしないように求めましたが、その他、私にとって下記のような発見がありました。
- 子供は思った以上に考えながらプレーをしている
- 子供は思った以上に真剣にプレーをしている
- 子供は思った以上に勝利に貪欲
2.3.については、息子が勝つ為(点数を取る為)に効果なロビングを選択しているという観点から感じた事です。
まとめ
最後に、今回の試合ですが、アドバイス無しでも優勝を無し得たことは、息子にとって今後への自信となっていくことでしょう。
これからの成長に期待していきたいです。
今回は「子供の感性を育てる」という事で書いてみました。
ありがとうございました。
1985年7月10日生まれ 静岡県在住。中学から卓球を始め、卓球歴は約20年。高校では地元地区の強豪校へ進学。高校時代の最高成績はインターハイ県予選ベスト16。社会人でも卓球を続ける。この時に様々な方との出会いを得て実力が向上。同時に、卓球の楽しさ、奥深さをさらに知る。転機となったのは、20代後半から始めたラージボール卓球。全国大会に4大会出場。最高成績は全国ラージボール埼玉大会で混合ダブルスでベスト8。その他オープン戦で多数優勝。また、指導経験は小学生~一般の方まで経験あり。身体の使い方に注力し、理論的で分かりやすいアドバイスを心がけている。現在は、小学校低学年(自身の子供)の指導中。まだまだ日々勉強中!よろしくお願いいたします。