【卓球】卓球用語2:フィッシュ
卓球用語第二弾として、今回は“フィッシュ”についてお話していきたいと思います。
フィッシュとは?
フィッシュとは、台から離れた場所から相手コートに低く返球し、ミスを誘う技術です。
上回転をかけることでボールを伸ばし、相手に強打をされにくくする効果があります。
フィッシュは、よく「ロビングと何が違うの?」と言われることが多いです。
分かりやすく説明をすると、ドライブに対してはフィッシュ、スマッシュに対してはロビングになります。
フィッシュとロビングの違いについては、明確な違いがあるわけではありません。
なので、スマッシュに対してフィッシュで返すこともあります。
違いを挙げるとすれば、ドライブや表のスマッシュなどの低い弾道のボールから、ある一定の高さを超えたらロビングに切り替わると一般的には言われています。
そのため、フィッシュやロビングを戦術の一つとして取り入れるのはもちろんありですが、初心者がやるにはハードルが高い技術だと思います。
しかし、後ろに下がってドライブを何本も凌ぐ姿はカッコいいですよね。
そんな、卓球の花形とも言えるフィッシュのコツを紹介します。
コツ
まず、フィッシュは得意な選手とそうでない選手に大きく分かれます。
もちろん、どんな技術でも得意な選手とそうでない選手に分かれますが、フィッシュの場合は選手のプレースタイルに大きく関わります。
例えば、前陣で打点が速い選手が台から下がることはスタイル的にないため、苦手というよりは使わないことが多いです。
なので、自分のスタイルに合わない場合は、無理に使えるようになろうとしなくてもいいと思います。
フィッシュのコツは、言葉の由来からも来ているように、釣竿がしなっているような山なりの弾道で返すイメージです。
相手が速いボールを打ってきたからと言って、真っすぐ速いボールを返す必要はありません。
下がって距離があるため、焦らずに山なりに返すことが重要です。
また、相手のドライブ回転とスピードを利用して返球するため、力を入れる必要もありません。
なので、相手ボールの威力を利用して山なりに返すことが、多くのドライブをしのぐコツです。
この時に、意識する余裕があれば、相手コートに深く入れる・左右に揺さぶる・コースをつくなどをポイントとして意識すれば、機会をうかがいながら反撃のチャンスをつかめます。
レベルが高くなると、そこに回転をかけて返球し、相手のミスを誘うこともできます。
フィッシュは、上級者向けの技術ですが、できるようになるとプレーや戦術に幅ができるようになるので、試してみてください。