あやふやになりがちなスマッシュとドライブの違い
今回は、スマッシュとドライブの違いについてお話していきたいと思います。
今回お話するドライブは、スピードドライブになります。
卓球を始めたばかりや、これから始めてみようかなという段階では、スピードドライブとスマッシュの違いが分からない方が多いと思います。
この2つの大きな違いとしては、以下になります↓
- スマッシュ：叩きにいって直線的な球
- スピードドライブ：回転を少しかけて弧線を作る
この2つが大きな違いになります。
それでは、打ち方の違いについてもお話していきます。
ラケット角度
スイング時のラケット角度についても、違いがあります。
スマッシュ時は、ラケットがフラットな角度で、ボールを正面から叩きにいきます。
思いっきり当てにいくようなイメージです。
スピードドライブは、叩くというよりもボールを擦りにいくイメージです。
そのために、ラケットは被せた状態で打ちにいきます。
スイング方向
これは、どちらも基本的にボールに対して平行気味に打っていきます。
ただ、スピードドライブのほうが、回転をかけるために下から打つ場合が多いと思います。
スマッシュは、ラケットをボールの高さで引いてそのまま打ちます。
しかし、スマッシュもスピードドライブも打球する瞬間は、平行気味に相手コートにボールを持っていく意識で打ちます。
そのため、ラケット角度ほど大きな違いはないと思います。
どっちが良いの？
スマッシュとスピードドライブどっちが良いのかと思われる方もいるかと思いますが、主流になっているのはスピードドライブです。
なぜかと言うと、弧線を作るため安定しやすいんです。
さらに、今のラバーには回転をかけやすいモノが多いです。
なので、そのラバーの引っ掛かりを利用して回転をかけ、スピードドライブを打つ選手が多いです。
スピードドライブだと、回転をかけて弧線を作れるので、多少低いボールでも打ち返すことができます。
逆にスマッシュの場合だと、弧線を作れないので安定感はありません。
さらに、スピードドライブを打つ選手が多いので、スマッシュの直線的なボールを受けることに慣れていない選手が多いです。
なので、直線的で強いボールになるスマッシュは、得点率が高いと思います。
- スマッシュ：決定率
- スピードドライブ：安定感
自分のプレースタイルや試合の状況に応じて打ち分けられるように、両方を打てるようにしておくことが大事だと思います。
