『初心者・初級者向け』おすすめの下回転サービスの出し方とは?《後編》

Jコーチ サーブ 初心者

こんにちはJです。

皆様、卓球ライフ、いかがお過ごしでしょうか

前回より、『初心者・初級者向け』おすすめの下回転サービスの出し方についてお送りしています。

下記は、前回のおさらいになります。

『初心者・初級者向け』おすすめの下回転サービスとして、以下のようなポイントを紹介しました。

  • 上から斜め下方向へ切ること
  • 第一バウンドを卓球台の手前に落とす

【Jコーチ】『初心者・初級者向け』おすすめの下回転サービスの出し方とは?《前編》

本日は、前回紹介途中となっていたメリットから引き続き紹介していきます。

それでは、本日もよろしくお願いいたします。

メリット【長短をわかりづらく出せる】

第一バウンドの位置を一定にすることで、サービス自体の長短を相手にわかりづらく出すことができます。

下回転サービスを出す際に、

  • ロングサービスは卓球台の手前側に第一バウンドを落とす
  • ショートサービスはネット手前際に第一バウンドを落とす

という方法を聞いたことはありませんか?

もちろん、こう言った方法でサービスの長短をつけることもありますが、それぞれの第一バウンドの位置が異なる為、相手にサービスの長短がばれやすくなってしまうリスクがあります。

実は、トップ選手や上級者(もしく中級者)のサービスを見ていると、第一バウンドの位置でサービスの長短を分けていないことがわかります。

第一バウンドの位置は、卓球台の手前に置いて出しています。

一般的な先入観感で、「第一バウンドの位置を手前に置き、ショートサービスを出す事は難しいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん練習は必要ですが、そこまで難易度の高いことではありません。

是非、第一バウンドを手前に置き、

  • ロングサービス
  • ショートサービス

と出せるようにしましょう。

メリット【球足の速く威力のあるサービス】

球足の速いサービスを出しやすいという、メリットもあります。

今回紹介しているサービスは、上から斜め下方向へ、どちらかと言うと進行方向へ叩きつけるような感覚で出すサービスです。

すると、サービス自体は前に向かって進む力が強くなりますから、おのずと球足は速くなる傾向になります。

さらに、球足速く相手に向かっていくサービスなので、威力もあります。

サービスにとって回転量も大事ですが、

  • 相手に待ち時間を与えない(球足速く相手まで到達する)
  • サービス自体の威力がある(進行方向へ勢いよく進んでいく)

この2つも重要な要素です。

まずはロングサービスから

まずは、下回転のロングサービスから出せるように練習をしていきましょう。

その後、短くコントロールできるようにしていけば良いでしょう。

  • 出し方
  • スイング方向
  • 第一バウンドの位置

は前回紹介していますので、省略させていただきます。

サービスの長短を出しわける方法として重要になってくることは、ボールに対してのラケット(ラバー)の当て方になってきます。

そこを、紹介していきます。

ロングサービスを出す際は、ボールに対してラケット(ラバー)を強くぶつけるような感覚で入れてあげると良いです。

もちろん、下回転サービスなので、面で当ててはいけません。

あくまで、ボールに対して鋭角にぶつけるように打球してください。

一方で、短いサービスはボールに対してラケット(ラバー)で薄く切り落としてあげるような感覚になります。

ボールを極力遠くに飛ばさないことを事を心掛けると、よいでしょう。

短くするためにスイング自体を遅くするのではなく、スイング自体は緩めないようにしましょう。

ボールに対して薄く切り落とす感覚を、養ってください。

あと、最初に紹介しましたが、ロングサービスもショートサービスも第一バウンドは手前に置くことは忘れてはいけません。

下回転サービスが改めて見直されている?

現在、トップ選手や上級者の中では、下回転サービスの重要性が改めて見直されているようです。

それは、チキータというレシーブ技術に発展によるものです。

チキータとは、相手のサービスに対して、レシーブから台上バックハンド(ドライブ)で攻撃していく技術です。

実は、このチキータというレシーブ技術は、サービスに横回転が入ってしまっているとやりやすく(やられやすく)なってしまうのです。

そこで、トップ選手や上級者の間では、質の高い下回転(横回転が入ってない)サービスが出せるよう研究(練習)されているようです。

今回、私が紹介した下回転サービスの出し方は、初心者・初級者向けとしましたが、理論的には上級者、トップ選手の間でも使用されている技術(出し方)です。

もちろん、いきなり「上級者、トップ選手」のように出せるわけではありませんが、回転系サービスの基本的な出し方の基盤にもなってきます。

初心者・初級者の方には是非、上達の道しるべとしていただきたいです。

それでは本日も、ありがとうございました。

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この記事を書いた人J.Kurishima J.Kurishima
1985年7月10日生まれ 静岡県在住。中学から卓球を始め、卓球歴は約20年。高校では地元地区の強豪校へ進学。高校時代の最高成績はインターハイ県予選ベスト16。社会人でも卓球を続ける。この時に様々な方との出会いを得て実力が向上。同時に、卓球の楽しさ、奥深さをさらに知る。転機となったのは、20代後半から始めたラージボール卓球。全国大会に4大会出場。最高成績は全国ラージボール埼玉大会で混合ダブルスでベスト8。その他オープン戦で多数優勝。また、指導経験は小学生~一般の方まで経験あり。身体の使い方に注力し、理論的で分かりやすいアドバイスを心がけている。現在は、小学校低学年(自身の子供)の指導中。まだまだ日々勉強中!よろしくお願いいたします。
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