【初級者向け】シェークハンドのグリップ(握り方)について②

Jコーチ スキルアップ 初心者 技術

こんにちはJです。

皆様、卓球ライフいかがお過ごしでしょうか?

前回はシェークハンドのグリップについて、基本的な握り方を紹介しました。

  • 初心者、初級者におススメなニュートラルグリップ
  • フォアハンドが打ちやすいフォアハンドグリップ
  • バックハンドが打ちやすいバックハンドグリップ

を紹介しました。

本日は、グリップについて、もう一歩踏み込んだ内容を書いて行きたいと思います。

本日のテーマは、「打法ごとにグリップは変えても良いのか」という点に着目して行きます。

卓球は、実際の試合になると、どこにボールが来るかわかりません。

しかしながら、初心者、初級者の選手でありがちなのは、

  • ファアハンドはフォアハンドで打ちやすいグリップ
  • バックハンドはバックハンドで打ちやすいグリップ

それぞれでしか対応できないという事があります。

結論から言いますと、オール(卓球台全面)で対応する場合、「極力、打法ごとにグリップは変えない方が良い」でしょう。

本日は、4つの題材を用意してきました。

それでは本日も、よろしくお願い致します。

ニュートラルグリップで対応する

私が息子のクラブ練習を見に行った際、コーチが初級者の選手にフォアハンドとバックハンドの切り替えの指導をしていました。

その時に、コーチがしきりに「グリップは持ち変えないよ!」と声をかけていました。

そのコーチの話によると、

  • フォアハンド、バックハンドの切り替えの際は、グリップは持ち変えないで対応できた方が良い
  • 切り替えの際にグリップを持ち変えるだけでも切り替えは遅くなるし、ラケット自体もブレてミスの原因に繋がる
  • したがって、癖がなく、なんでも対応できるニュートラルグリップがおススメである

とのことでした。

握った際に空間を作る

私の息子の話です。

息子は、フォアハンドとバックハンドを打つ際に、若干のグリップの持ち変えをします。

私が切り替えの練習の際に、息子にアドバイスした事をご紹介します。

  • 切り替えるのあればグリップをあまり強く握り過ぎないこと
    ※もちろん、インパクトの際は強く握ります
  • グリップを握る際は、少し握りに空間、遊びを持たせるような感覚で握ること
  • フォアハンド、バックハンドでグリップを変えるのは構わないが、あまり大きく変えすぎないこと
    ※微調整程度にする

などです。

グリップを握る際に、強く握り過ぎずやや空間(遊び)を持たせる事で、スムーズな微調整ができるようになります。

フォアハンドとバックハンドでグリップを変える選手は、意識してみると良いでしょう。

ただし、あまり緩く持ちすぎてしまうとグラグラになってしまうので、注意が必要です。

フォアハンド、バックハンド、どちらかのグリップで卓球台全面を対応する

卓球台全面のオール対応をする時、予めフォアハンドかバックハンド、どちらかのみのグリップで対応できるように練習しておくと良いでしょう。

おススメは、バックハンドグリップを主として、フォアサイドを攻められた際も対応できるようにしておく事です。

現在の卓球は、シェークハンドの選手が多く、バックハンドからの打ち合いでの試合展開が多いからです。

日頃から「バックハンド待ち」からのフォアサイド対応の練習をしておくことで、本番の試合でもスムーズに対応できるようになるでしょう。

もちろん、フォアハンドグリップを主としてバックハンドに対応しても良いです。

私の友人でバックハンドが得意で、バックハンドはどんなグリップ(握り方)でも対応できるという理由で、極端なフォアハンドグリップの選手がいました。

その選手は、上記の理由から極端なフォアハンドグリップですが、グリップを変える事なく卓球台全面をカバーできる技術力を持っていました。

偏らないグリップにするために

前回からシェークハンドのグリップに着目し、書いてきました。

最後に、改めて「極端に特長のあるグリップよりも癖のないニュートラルグリップ」をお勧めします。

特長のある、いわゆる極端なグリップは、得意な技術も苦手も突出しすぎてしまう傾向があります。

初心者や初級者の頃から、基本に忠実なグリップで卓球を学んでいくことをお勧めします。

ここで、フォアハンドとバックハンド、極端にどちらかが得意不得意になってしまわないように、偏らないグリップにする方法を紹介します。

それは、ある程度基礎技術力が身についた段階で、ワンコースのみの練習に大きく時間をかけない事です。

例えば、フォアハンドやバックハンドをひたすら同じコースで単体練習をしてしまった場合、自然とその打法が打ちやすいグリップが身についてしまうのです。

ある程度の基礎技術力が身についた段階で、フォアハンドとバックハンド、両方を交えた練習をバランスよく練習するようにしましょう。

そのようにする事で、グリップとしてもバランスの良いグリップになります。

まとめ

今回は2回に渡り、シェークハンドのグリップについて紹介してきました。

グリップには、色々な持ち方や考え方があります。

何が正解、不正解という物はありません。

初級者のうちは、癖のないグリップで技術力を上げ、ある程度技術力がついてきた時に、さらにグリップを掘り下げてみるのも良いと思います。

今回の記事、是非参考にしてみてください。

本日もありがとうございました。

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この記事を書いた人J.Kurishima J.Kurishima
1985年7月10日生まれ 静岡県在住。中学から卓球を始め、卓球歴は約20年。高校では地元地区の強豪校へ進学。高校時代の最高成績はインターハイ県予選ベスト16。社会人でも卓球を続ける。この時に様々な方との出会いを得て実力が向上。同時に、卓球の楽しさ、奥深さをさらに知る。転機となったのは、20代後半から始めたラージボール卓球。全国大会に4大会出場。最高成績は全国ラージボール埼玉大会で混合ダブルスでベスト8。その他オープン戦で多数優勝。また、指導経験は小学生~一般の方まで経験あり。身体の使い方に注力し、理論的で分かりやすいアドバイスを心がけている。現在は、小学校低学年(自身の子供)の指導中。まだまだ日々勉強中!よろしくお願いいたします。
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