【OBUコーチ】2020ITTFファイナルズ
こんにちは。
静岡のOBUです。(^o^)
いつも私の記事を読んでくださって、ありがとうございます。
2020ITTFファイナルズ
先日の卓球ワールドカップに続き、ITTFファイナルズが開かれました。
国際大会が短期間に連続して行われるのは、やはりコロナ禍での特殊な事です。
参加する選手は、コンディションの維持が大変だったのではないかと思います。
この記事を書いているのは、2020年11月24日です。
情報は、どんどん更新されます。
またここで書くのは、あくまで私の個人的感想です。
1つの意見だと思って頂けると有難いです。
日本選手について
今回の大会では、残念ながら日本選手たちはあまり成績が振るいませんでした。
大会日程が続いた国際大会で、しかも世界のトップが集まる大会ですから、コンディション維持が難しいのだと思います。
- 技術
- 体力
- 精神力
を高いレベルに保ちつつ、対戦相手との相性や環境(卓球台、ボール、照明、湿度、審判、観客など)に適応しなくてはなりません。
きっと私たちの知らない、とても繊細なことが影響するのでしょう。
そんな中で、一人気を吐いたのが、日本女子のエース、伊藤美誠選手でした。
2大会連続のベスト4はすごいと思います。(前号でも書いた通り、本人は全然満足していないでしょうけれども)
二人の王選手
そんな中で気になる選手が、二人いました。
一人は、準決勝で伊藤選手に4-0で勝った、王曼昱選手です。
決勝で陳夢選手に負けて準優勝だった選手です。
もう一人は、準々決勝で伊藤選手に3-4で負けた、王芸迪選手です。
この二人の王選手との対戦を動画で観たのですが、伊藤選手の速さと変化に対して、苦手な様子が見られませんでした。
試合の序盤から、苦にせず打ち合っている印象を受けました。
特に、伊藤選手のバック表ソフトのドライブやミート打ちは、やりづらいはずなのですが、慣れている感じがしました。
伊藤選手からすれば、自分の得意なパターンがなかなか決まらず、もどかしかったのではないかと思います。
私は、伊藤選手が世界ランク2位になったこともあり、
「あとはライバルの孫穎莎に勝ち、1位の陳夢選手を破って、世界チャンピオンになるだけだ」
と勝手に思い込んでいました。
二人の王選手に、割って入られた感があるのです。
中国は、伊藤選手のコピー選手を作り、国を挙げて伊藤対策をしていると聞きます。
なかなか伊藤選手のコピーなんて作れないだろうとは思います。
しかし、中国の伊藤包囲網は確実に狭まっているのではないかと、卓球帝国中国の層の厚さ(底力)を不気味に感じています。
強かった馬龍選手
男子では、馬龍選手が優勝しました。
決勝では、直前のワールドカップで負けた樊振東選手にリベンジして優勝です。
一球一球に球威があり、至近距離で打ち合う試合は、とても迫力がありました。
スピードでは女子の方が若干速い気がしますが、一球の重さは断然男子ですね。(^^;;
32歳という年齢ですが、微塵も感じさせない強さでした。
何か心に期するものがあったのでしょうか。
張本智和選手は馬龍選手に勝ったことがあります(本当によく勝ったなと思います)が、真の意味で馬龍選手を超えて欲しいと期待しているのです。
昭和40年12月31日生まれ。血液型O型。兵庫県西宮市出身。現在は静岡市在住。
中学1年より卓球を始め、卓球歴は40年以上。中学高校時代は鳴かず飛ばずの成績。高校時代は県大会前の地区予選3回戦ボーイであった。インハイなど全国大会出場経験無し。大学時代飛躍的に卓球技術が向上。東海学生卓球リーグ2部で全勝しチームの優勝に貢献し敢闘賞を受賞。3人の元インハイ出場の選手に勝つ。30代の時に東海選手権(年代別個人戦)で、ベスト8に入る。高島規郎選手、古川敏明を選手を師と仰ぐ。現在も現役選手として試合に参加している。静岡市卓球協会の常任理事として静岡市の一般の試合の大会運営や広報活動を行う。また中高生の指導に当たる事もある。2005年から卓球のメールマガジンを発行中。現在も続いている。著書「OBUさんの初心者卓球上達法~卓球が上手くなりたい人へ」(文芸社)