【Jコーチ】両ハンドのフットワーク練習
こんにちはJです。
皆様、卓球ライフいかがお過ごしでしょうか?
私は先日、息子が参加する県の強化指定選手練習会に付き添いで行ってきました。
息子も、いつもと違った練習環境という事で、朝からとても緊張していました。
いつもと違った
- 練習相手
- 練習環境
- 緊張感
で練習をすることで、練習の質は大幅に向上します。
このような会にこれからも参加できるよう、私も息子も、日々精進していきたいと思います。
さて、今回は、その強化指定選手練習会で行った両ハンドのフットワーク練習を紹介します。
基本的な両ハンドのフットワーク練習
今回紹介するフットワーク練習は、非常に基本的な練習です。
しかし、現代の卓球はフォアハンド・バックハンドと、均等に打てることが理想とされています。
特に、初心者・初級者は、しっかりと身体の動かし方を覚えることが重要になります。
- フォアで1本(打球)
- 動く
- バックで1本(打球)
※繰り返し
というフットワーク練習です。
一見簡単な練習に思えますが、この練習には少しのスパイスが効いていました。
練習は、選手同士が2人1組で行います。
この時に、ブロック側が単なる受けにならないように、
- 練習者がフォアハンドをクロスに打球
- ブロック側はストレートにブロック
- 練習者はバックハンドをクロスに打球
- ブロック側はストレートにブロック
※繰り返す
と双方にとって、練習になるような内容になっていました。
また、小学校高学年の選手はブロックではなく、カウンターで返球していました。
こうなると、一見簡単とも思えるフォア一本・バック一本の基本練習でも、難易度は大幅に上がります。
さらに、
- 練習者がフォアハンドをストレートに打球
- ブロック側はクロスへブロック
- 練習者はバックハンドをストレートに打球
- ブロック側はクロスにブロック
※繰り返す
という、打つコースを変更した内容も行いました。
同じフットワーク練習でも、打つコースが変わることで身体の使い方は変わってきます。
打球の際にクロス・ストレートと、狙った方向へしっかりと打てるように練習しましょう。
フットワーク練習は動いてから止まって打つと、動きながら打つ
突然ですが、フットワーク練習の際、みなさんはどのようにボールを打っていますか?
基本的には、2つのパターンがあると思います。
- 来るボールのポイントへ動いてから打つ(動いてから止まって打つ、そして、また動く)パターン
- 次のボールを想定して動きながら打つパターン
この2つのフットワークのやり方は、どちらかが正しくてどちらかが間違っているという事はありません。
練習の際は、1.と2. 両方の
- 動き方
- 打ち方
を練習をしておくことが理想です。
どちらにもメリット・デメリットがあります。
例えば、1.の打ち方は、打球ポイントへ移動後に止まってからしっかりと打てるので、1球の威力は出るでしょう。
ただし、実際の試合ではボールがどこにくるかはわかりません。
常に足を動かし、次のボールがどこにくるか予測しておく必要があります。
そうなると、実際の試合では2.のような打ち方(動き方)が非常に重要になってきます。
簡単な練習?でも必要
県の強化練習なんていうから、もっと難しい練習をするんじゃないの?
なんて思われた方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、練習自体はそこまで難易度の高い練習ではないのかもしれません。
ただ、一見簡単にできると思えるような練習でも、膨大な反復練習を積み重ねることで、ようやく身体が覚え、試合中に自然に身体が動くようになるのです。
有名校こそ、特別な練習をよりも基本練習が多いなどとと聞くことがあります。
現在、毎日卓球をできる環境にある選手は毎日、基本練習を欠かさず積み上げていきましょう。
基本の積み重ねによって、後々の実力が大きく変わってくるでしょう。
継続は力なり
ということです。
今回のまとめ
- フットワーク練習は、「動いてから止まって打つ」と、「動きながら打つ」の2パターンの練習をしよう
- 継続は力なり。毎日の基本練習の積み重ねを大切にしよう
1985年7月10日生まれ 静岡県在住。中学から卓球を始め、卓球歴は約20年。高校では地元地区の強豪校へ進学。高校時代の最高成績はインターハイ県予選ベスト16。社会人でも卓球を続ける。この時に様々な方との出会いを得て実力が向上。同時に、卓球の楽しさ、奥深さをさらに知る。転機となったのは、20代後半から始めたラージボール卓球。全国大会に4大会出場。最高成績は全国ラージボール埼玉大会で混合ダブルスでベスト8。その他オープン戦で多数優勝。また、指導経験は小学生~一般の方まで経験あり。身体の使い方に注力し、理論的で分かりやすいアドバイスを心がけている。現在は、小学校低学年(自身の子供)の指導中。まだまだ日々勉強中!よろしくお願いいたします。