【OBUコーチ】フォア前練習 その2

OBUコーチ 練習メニュー

こんにちは。

静岡のOBUです。(^o^)

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

2つ目のフォア前練習が、フォアのカウンターブロックです。

1つ目のフォア前練習は、こちらになります。

なぜ、フォアのカウンターブロックなのか

なぜ、カウンターブロックをフォア前練習と言ったのかというと、この技術も体重を右脚に乗せて身体の右前方で打球するからです。

この技術のコツは、相手の打球コースを読みフォアに来ると判断した時点で、スッと身体を寄せてボールの軌跡にラケットを置くことです。

至近距離で打たれるわけですから、どうしても身体に力が入りがちですが、冷静に相手の動きをみながら力を抜くことが大事です。

しっかり右脚に体重を乗せて、バウンド直後を狙います。

体重を乗せている分、相手打球の威力に押されないでブロックが出来ます。

人差し指を浮かせる

もう一つのコツは、前号のフォアフリックと同様に、人差し指を軽く浮かせることです。

感覚的なことを指していますので、「ラケットを握る力を抜く」でも構いません。

この少しの「遊び」が、ショックアブソーバの役割を果たすのです。

カウンターというと、相手の強打に対して強く返球するイメージがありますが、細かく見ていくと少し違うのです。

ボールがラケットに当たる瞬間に、力を抜いた状態からぐっと力を入れます。

この時、人差し指もラケット面につきます。

ラケットを振るのは最小で良く、相手のボールを一旦受け止めてはじき返していく感じで打球します。

こうすることで、コントロールが良くなります。

イチ、ニッのタイミング

相手の打球に押されないように、しっかりと右脚に体重を乗せます。

フリーハンドは、巻き込み式が良いでしょう。

練習方法としては、多球練習が良いです。

ノッカーにどんどん強打してもらい、それを前陣でブロックします。

打球の軌道を読み、バウンド直後にラケットを置く感じで持って行き、グリップはリラックスさせて、インパクトの瞬間だけ力を入れます。

左脚から右脚への体重移動も忘れずに。

イチ、ニッのタイミングで入ります。

あなたが弾む用具を使っていれば、これだけでも充分カウンターとして威力が出ます。

慣れてくれば、ここにスイングを入れて行きます。

戻りの意識

フリーハンドは、巻き込み式を使って身体の前を交差させます。

次球に備えて、すばやく戻ります。

戻りの意識はどんな技術でも忘れてはいけません。

ボールの上部を鋭く擦ればカウンタードライブになりますし、弾いて打てばカウンタースマッシュになります。

これを進化させた形が、美誠パンチであり張パンチでもあるのです。

プラスチックボール時代に、私はこの技術が必須技術になると考えています。

前陣で打ち合うケースが、どんどん増えて来ている昨今です。

相手に打たせてそれを跳ね返していくこの技術は、必ず活きます。

戦型を問わず、覚えておいて損はない技術です。

この記事を書いた人OBUコーチ(小吹 真司)OBUコーチ(小吹 真司)
昭和40年12月31日生まれ。血液型O型。兵庫県西宮市出身。現在は静岡市在住。
中学1年より卓球を始め、卓球歴は40年以上。中学高校時代は鳴かず飛ばずの成績。高校時代は県大会前の地区予選3回戦ボーイであった。インハイなど全国大会出場経験無し。大学時代飛躍的に卓球技術が向上。東海学生卓球リーグ2部で全勝しチームの優勝に貢献し敢闘賞を受賞。3人の元インハイ出場の選手に勝つ。30代の時に東海選手権(年代別個人戦)で、ベスト8に入る。高島規郎選手、古川敏明を選手を師と仰ぐ。現在も現役選手として試合に参加している。静岡市卓球協会の常任理事として静岡市の一般の試合の大会運営や広報活動を行う。また中高生の指導に当たる事もある。2005年から卓球のメールマガジンを発行中。現在も続いている。著書「OBUさんの初心者卓球上達法~卓球が上手くなりたい人へ」(文芸社)
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