【OBUコーチ】バックカットのスイングについて

OBUコーチ カット

カットのスイングについて研究しています。

特に、バックカットのスイングについてです。

ボールを撫でる様に切る

カットマン歴は長くてそれなりにカットは出来るのですが、未だに自分のカットに未熟さを感じているのです。

初心者のカットマンを指導する時に、よく次の様に言われます。

「サービスに対しては斜め方向にスイングし、ドライブが掛けられたら回転に応じて垂直方向にスイングしなさい」

と。

間違いではないのですが、これだけだと少しレベルが上がるとすぐに壁にぶつかります。

斜め方向、あるいは垂直方向のスイングでも直線的ではなく、S字を描く様にスイングすることを身体で覚えなくてはなりません。

ボールを撫でる様に切るのです。

S字スイングのインパクトの瞬間を超スローモーションで解説すると、

  1. 相手の打球を受け止め、
  2. ラバーに食い込ませながらラケットの上を転がし、
  3. 相手コートめがけてリリースする。

となります。

こうすることで、相手の打球を自分のボールにして返球することが出来るようになります。

カットの軌道が変わる

スイング出来たがどうかは、カットの軌道が変わるので分かります。

軌道のイメージですが、

  1. カットがスーッと飛んで、
  2. ネット際でフワッと浮き、
  3. 相手コート深くにストンと落ちる

というカットです。

このカットで、相手のエンドライン深くを狙う練習をしていきます。

相手がオーバーミスしたと見誤るくらい、深いところに入れば合格です。(^^)b

スイングばかりに気を取られていると、おそらくミスを繰り返します。

あくまで、相手の打球に合わせるのがコツです。

最初は優しく当てて返すようなカットから、だんだん強くなってくる相手の打球に応じて、こちらも鋭いカットスイングをしていきます。

脚をよく動かしてベストなポジションでベストなスタンスを取り、脚でボールを運ぶイメージで送り出してやります。

「脚が主、スイングは従」であることを、くれぐれも忘れてはなりません。

カットマンにとってもバックカットとは

私は40年ほど卓球をやっていますが、未だにバックカットにおいて、S字スイングが完全に出来ていません。

バック面に粒高ラバーや一枚ラバーを貼った時期があり、これも影響していると思います。

異質ラバーは相手の打球の威力を吸収してくれるので、直線的なスイングでも充分に良いカットが出来るからです。

しかし、今の私はバック面に裏ソフトを使用していて、そうもいきません。(^^;;

回転の掛かったドライブを打てる練習相手の時は、積極的にバックカットのS字スイングを練習しています。

カットマンにとってのバックカットは、ロングマンのフォア打ちの様なもので、常に磨いておかなくてはならない技術です。

それくらい、カットマンにとってよく使う技術だからです。

この記事を書いた人OBUコーチ(小吹 真司)OBUコーチ(小吹 真司)
昭和40年12月31日生まれ。血液型O型。兵庫県西宮市出身。現在は静岡市在住。
中学1年より卓球を始め、卓球歴は40年以上。中学高校時代は鳴かず飛ばずの成績。高校時代は県大会前の地区予選3回戦ボーイであった。インハイなど全国大会出場経験無し。大学時代飛躍的に卓球技術が向上。東海学生卓球リーグ2部で全勝しチームの優勝に貢献し敢闘賞を受賞。3人の元インハイ出場の選手に勝つ。30代の時に東海選手権(年代別個人戦)で、ベスト8に入る。高島規郎選手、古川敏明を選手を師と仰ぐ。現在も現役選手として試合に参加している。静岡市卓球協会の常任理事として静岡市の一般の試合の大会運営や広報活動を行う。また中高生の指導に当たる事もある。2005年から卓球のメールマガジンを発行中。現在も続いている。著書「OBUさんの初心者卓球上達法~卓球が上手くなりたい人へ」(文芸社)
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