【卓球】結果を残すための試合の組み立て方
今回は、試合中の組み立てについてお話していきます。
ある程度の形が決まっていると、迷わずプレーができて試合でも焦らず自分のプレーができます。
試合で変に緊張してしまうと、中々勝てません。
なので、組み立てを考えることは重要なんです。
それでは、組み立ての考え方を説明していきます。
自分のできる技術
まず、自分のできる技術をまとめてみましょう。できる技術なら「ドライブができる」「下回転ができる」など、何でもいいです。
下記のような感じでまとめてみてください。
また、できない技術は書かないほうがいいので、今できる技術を書き出してみてください。
自分のできる技術は?
フォア・バック打ち◎ カウンター〇
ループドライブ◎ 引き合い◎
パワードライブ◎◎ カット△
スマッシュ◎◎ ロビング系〇
カット打ち〇 サーブ〇
ツッツキ◎ 流す系〇
ストップ◎ 弾く系◎
ブロック◎ チキータ△
一番得意な技術は?
書き出せたら次のステップですので、上記のようなまとめた表を用意してください。
まとめた表の中で、一番得意な技術は何かを選んでください。
話を進める都合で、上記の表を参考にして話を進めていきます。
上記の表の中では、スマッシュとパワードライブになります。
いつ使う?
一番得意な技術が決まれば、その技術はいつ使う技術なのかを考えてみましょう。
今回は、スマッシュとパワードライブについて考えていきます。
これらをいつ使うのかと考えると、“相手がミスして球を浮かせた時”に使うとします。
その状況を作るには?
では、その状況を作るにはどうすればいいでしょうか。
今回では、“相手がミスして球を浮かせた状況”になります。
これは、“相手の返球が雑になり当てるだけの返球”になった時に上記の状況ができます。
他にも色々と考えられますが、とりあえず1つ出してみます。
繰り返し
ここからは、さっきと同じことをひたすら繰り返します。
どういうことかと言うと、上記で考えた“相手の返球が雑になり当てるだけの返球”になるのはどういう時でしょうか。
このような感じで、何度も状況を分解していきます。
この状況の分解を繰り返し、最終的には“何回転でどこに出すのか”くらいまで分解できると思います。
今回の場合は、“低めのナックルを出すこと”とします。
ここまで分解できたら、分解し終わったものを1つ1つ見ていきます。
分解しきったものから順番に見ていきます。
なので、今回の場合は下記のような順番になります。
- ?番目:低めの無回転を奥へ
- ↓
- 3番目:1・2番目を繰り返す
- ↓
- 2番目:相手の返球が雑になり当てるだけの返球
- ↓
- 1番目:相手がミスして球を浮かせた時
プレーの流れ
分解したものを1つずつ繋げていくと、プレーの流れができると思います。
プレーの流れができたら、それをひたすら練習します。
いきなり実戦となるときついので、最初は練習相手に協力してもらいながらやりましょう。
練習でミスが減ってきたら、実戦に取りくみます。
実戦で繰り返し試して、もっと磨いていきましょう。
これが上手くいくと、いいことが多くあるんです。
- 焦らずにミスのないプレーができる
- 流れをなぞるだけのため、迷いが減り点を決めやすい
- 点を取ることに特化しているため、練習が直接得点に結び付く
- 競った時に一点を取れる
- 色々な技術に応用可能なので、状況に応じて得点が取れる
良いこと尽くめなので、ぜひ試してみてください。