【Jコーチ】初心者選手が知っておきたい初心者選手向けの戦術とは?
こんにちはJです。
皆様、卓球ライフいかがお過ごしでしょうか?
息子が通うクラブチームの練習(初級クラス)を、よく見に行きます。
練習が一通り終わって最後にゲーム練習をするのですが、どの子も練習は上手くできているのに、試合の中で実力を発揮することができない(点数が取れない)という光景がよく見られます。
さて、これはどういったところに問題があるのでしょうか?
原因は、点数の取り方が解っていないところにあります。
卓球は、様々な打法やフットワーク等の技術向上の他に、戦術といわれる、いわゆる点数の取り方を勉強したり練習することも重要になってきます。
という事で、本日は、『初心者選手向けの戦術について』お送りしていきます。
それではよろしくお願い致します。
戦術とは?
初心者の選手が【戦術】などというワードを聞くと、なんか難しそうだなと思われるかもしれません。
しかし、それほど難しく考える必要はありません。
要は
- 自分が使える技術の中で相手からどうやって点数を取るのか?
という事です。
今回は、初心者の選手が身に着けている技術の範囲で、すぐに試合で使用できる戦術を紹介していきます。
今回紹介してゆく戦術では、下記技術ができれば理想的です。
- フォア、バックの基本打法とそれぞれスマッシュができる(最低、フォアだけでも良い)
- フォア、バックのツッツキがある程度続けることができる
- 下回転に対してフォアハンドドライブができれば、なおよい(バックハンドドライブはできなくても良い)
- ある程度スピードを確保した上回転(スピードロングサービス)サービスが出すことができる
- 下回転サービスが出すことができる(そこまで回転量は必要ない)
上回転(スピードロングサービス)サービスからの展開
上回転(スピードロングサービス)サービスからの展開を、紹介します。
これは、初心者にとって非常に簡単で有効な戦術です。
この戦術でのポイントは、単純な上回転ラリー勝負に持っていくという所です。
上回転(スピードロングサービス)サービスを出してからのスタートになりますから、相手から返球されるボールは基本的に上回転ボールのみに限られます。
そのボールを待って、攻撃していきます。
また、相手からレシーブされるコースも絞りやすいのがポイントです。
初心者の段階では、相手から返球されるボールは
- フォアサイド
- バックサイド
の2パターンのみと考えて良いでしょう。
1/2の(コース)確率で返ってきたところを、思い切って攻撃しましょう。
ポイントは
- 上回転(スピードロングサービス)サービスを出す
- 相手のレシーブはフォアサイド or バックサイドにロングボール(上回転)で返ってくる
- フォアサイド or バックサイド に返ってきたボールを狙い撃つ
という形です。
3.では、
- 相手の返球してくるコースに対して山を張って待って強く攻撃する
- フォアとバック、両方で安全に返せるような待ち方
でも良いでしょう。
初心者にとっては単純かつ、非常に優秀な戦術だと言えるのではないでしょうか。
下回転サービスからの展開
下回転サービスからの展開を、紹介します。
下回転サービスを出した後は、基本的に相手はツッツキで返してきます。
ツッツキで返されたボールに対して、相手がミスをするまで粘るという戦法です。
この戦術は、一見、地味で退屈な戦術に思えるかもしれません。
しかしながら、初心者同士の試合でツッツキ合戦をミスなく制するという事は、勝ち上がっていく上で非常に重要な要素になってきます。
また、ツッツキ合戦はバックのみ、相手がツッツキをフォアに回して来たら、それをフォアハンドドライブで狙い打ってみても良いでしょう。
- バックでのツッツキ合いではミスをしない
- フォアサイドに来た下回転ボールに対してはフォアハンドドライブで攻撃をする
このパターンがミスなくできれば、相手に対しても相当なプレッシャーを与えることができるでしょう。
ポイントは
- 下回転サービスを出す
- 相手のレシーブはフォアサイド or バックサイドにツッツキ(下回転)で返ってくる
- バックサイドに来たら、ツッツキ合いで粘る or フォアサイドに来たらツッツキかフォアハンドドライブ
- バックサイドでツッツキ合いの最中、相手がフォアサイドに送って来た場合、フォアハンドドライブ
という形です。
ツッツキ合いを制することで、初心者同士の試合では有利な展開で試合を進める事ができます。
こちらも非常にシンプルな戦術になりますので、しっかり押さえておきましょう。
初心者はシンプルなサービスからの戦術で
初心者が戦術を組み立てる場合、シンプルなサービスから展開させることが良いでしょう。
シンプルなサービスとは、横回転の入っていない上回転サービスや下回転サービスです。
純粋な回転のサービスから始める事により、相手の返球が待ちやすくなったり、攻撃もしやすくなります。
今回、紹介した戦術パターン2種類は非常にシンプルですが、初心者の戦術としては非常に有効的な戦術です。
是非、参考にしてみてください。
それでは、本日もありがとうございました。
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1985年7月10日生まれ 静岡県在住。中学から卓球を始め、卓球歴は約20年。高校では地元地区の強豪校へ進学。高校時代の最高成績はインターハイ県予選ベスト16。社会人でも卓球を続ける。この時に様々な方との出会いを得て実力が向上。同時に、卓球の楽しさ、奥深さをさらに知る。転機となったのは、20代後半から始めたラージボール卓球。全国大会に4大会出場。最高成績は全国ラージボール埼玉大会で混合ダブルスでベスト8。その他オープン戦で多数優勝。また、指導経験は小学生~一般の方まで経験あり。身体の使い方に注力し、理論的で分かりやすいアドバイスを心がけている。現在は、小学校低学年(自身の子供)の指導中。まだまだ日々勉強中!よろしくお願いいたします。