【OBUコーチ】卓球の神様
こんにちは。
静岡のOBUです。(^o^)
いつも私の記事を読んでくださって、ありがとうございます。
卓球の神様
古来、日本には八百万(やおよろず)の神がいるとされています。
日本には、八百万人もの神様がいるのですね!
んもう、そこら中、神様だらけです。
だから仏教やキリスト教が伝来した時も、
「いいんじゃない、一人くらい増えたって。もう八百万人もいるので」
と大らかに受け入れたらしいです。(諸説あり)
どうやら、卓球にも神様がいらっしゃる様です。
最近、「これは卓球の神様のご褒美かな?」と思われることがありました。
今回は、そのお話をします。
それは、団体戦での出来事でした
1つ目のご褒美は、静岡社会人リーグ(前期)で頂きました。
団体戦での出来事です。
私たちのチームは、前のシリーズで5部で1位になりました。
なので今回は、4部で4位のスタートとなります。
私たちのチームは、平均年齢が50歳を超えるベテラン揃いのチームなので、「まぁ今回は(勝つのは)厳しいだろう」と予想していました。
ところが、コロナ禍の影響で上位2チームが棄権したのです。
よって、3位のチームとの一騎打ちになりました。
勝った方が、4部優勝で3部に昇格します。
相手は粒ぞろいの若いチームでしたが、おそらく練習不足だったのでしょう。
私たちが3-2で勝ってしまったのです。
私はダブルスとシングルスで2勝したので、敢闘賞まで頂いてしまいました。
もう1つのご褒美は、続く静岡社会人リーグ(中期)でした。
今度は3部ですから、20歳代・30歳代で構成された若者のチームが相手です。
まともに対戦すれば勝ち目がありません。
今度はさすがに勝てないだろうと思いつつも、「ベストを尽くしてやるだけやってみよう」という明るい雰囲気がチームにありました。
ところが蓋を開けてみると、5-0(相手チームのメンバーが揃わず練習試合)3-1、3-2と3連勝し、結果的に優勝してしまったのです。
チームの全員が、それぞれ頑張りました。
きわどい勝負もいくつもありました。
メンバーと共に喜びを分かち合いながら、「こんなこともあるんだねー」と話し合っていました。
運を天に任せる明るい気持ち
結果的に、オーダーが的中した形でした。
本当に結果論ですが、これ以上ないほどこちらに有利な当たり方でした。
「OBUの予想は意外によく当たるから」という軽い理由で、私がオーダーを担当しました。
私はこんな感じでよくオーダーを任されます。(笑)
自分たちチームの事情や相手チームの傾向を読んでオーダーを組むのですが、必死で考えても結局のところ「分からない」です。
ですので中期の第2試合は、考えに考えた末、閃くものがあって「年齢順」にしました。
答えが天から降って来る感じでした。(^^;;
こんなオーダーにしてみたら、きっと面白いんじゃないだろうか。
まるで子供がいたずらを企んでいる様な、そんな楽しく明るい気持ちでオーダーを組みました。
これが大当たりしました。
続く第3試合は、「先ほどと同じ・・・じゃつまらない!そうだ、逆にしようっと」と考えて「年齢の若い順」にしました。
私が書いたオーダーを見せて、チームのメンバーの怪訝な顔を見るのが楽しくて、楽しくて(笑)。
- じゃーん、年の順やで~
- 今度は若い順な!
オーダーは早々に提出して、後は相手チームから出されるのを待ちます。
相手チームは、ひそひそ相談しながら、話し合って決めている様子でした。
時々こちらを、ちらちら盗み見します。
私はその様子をニコニコしながら見守っていました。
「こんなクレイジーな決め方のオーダーが相手に読めるはずがないだろう」
と変な自信がありました。
思えば、審判じゃんけんも私は全勝でした。
団体戦の5番勝負のうち、勝つと偶数、負けると奇数番目の試合の審判をします。
じゃんけんに勝っても負けても、それほど大差ないのですが、接戦が予想される時は勝った方が良いのです。
何故なら、勝負の5番でベンチの人数が相手より多くなるからです。
僅かな差ですが、それだけ応援のパワーが違ってくるのです。
審判じゃんけんで相手と対峙すると、相手はじゃんけんに勝とうとして力んで来るのが分かります。
多くの人がそうなので、おそらくチーム代表として負けられないという責任感からくるのだと思います。
私は
「審判じゃんけんの勝ち負けなんか、(勝つに越したことないけど)どうでもええねん。神様が勝手に決めるやろ。とっとと済ませて早く試合やろうぜ」
と内心思っていて、力みが全く無いのです。
ここでも、運を天に任せる明るい気持ちが奏功しているのだと思います。
幸運の掴み方 ~ 陰徳を積む ~
今まで述べてきたことは、実際に私の身に起った出来事なのですが、単純に運が良かったからでしょうか。
私には、どうもそうは思えないのです。
卓球の神様の様な人知を超える存在がいて、頑張っている人に時々ご褒美をくれるのではないかと真剣に思っているのです。
私は静岡市卓球協会の役員なので、試合の日には開場前に体育館に着き準備、全ての試合終了後に片付けをして帰ります。
今年度は、コロナ禍で体育館入り口に立ち、選手の皆さんの検温と手指消毒をします。
冬は風が吹いて結構寒いのですが、「大変だね。ご苦労様」と声を掛けてくれる方がたくさんいて、心は温かいです。(#^^#)
体育館の掃除のおばちゃんとは、必ずと言っていいほど言葉を交わします。
- 今日は何かあるのかね?
- あ、卓球の試合で使わせて頂きます
- (寒い中)大変だねぇ
- コロナだから。検温と消毒の係なんです。いつも(体育館を掃除してくれて)ありがとうございます
という様な会話です。
体育館がいつも綺麗で、気持ちよく卓球の試合が出来るのは、掃除のおばちゃんのお陰なのです。
それが仕事とは言え、有難いことです。
役員だからという理由ではなく、私個人の考えからですが、その他にも実践していることがあります。
- 体育館のスタッフの方への挨拶やお礼
- 体育館の下足やトイレのスリッパを揃える
- フロアの入り口では必ず一礼する
- 落ちているゴミは必ず拾う
などです。
気を張らずに、普通に、自然に、気付いたらサッとやるようにしています。
全ては、今日一日体育館を使わせて頂くことへの感謝の気持ちからなのです。
人知れず善いことをすることを、「陰徳を積む」と言うそうです。
私の実践していることがこれに相当するかは分かりませんが、何の見返りも期待せずにこれらのことが自然に出来たときに、身の回りに良いことが起きるみたいです。
それも、
- 時間差を置いてすっかり忘れた頃に
- ここぞという場面で
良いことが起ります。
体育館に宿っている卓球の神様が、一人くらいいたって良いと思います。
なにせ日本には、八百万人もの神様がいるのですから!(^^)
昭和40年12月31日生まれ。血液型O型。兵庫県西宮市出身。現在は静岡市在住。
中学1年より卓球を始め、卓球歴は40年以上。中学高校時代は鳴かず飛ばずの成績。高校時代は県大会前の地区予選3回戦ボーイであった。インハイなど全国大会出場経験無し。大学時代飛躍的に卓球技術が向上。東海学生卓球リーグ2部で全勝しチームの優勝に貢献し敢闘賞を受賞。3人の元インハイ出場の選手に勝つ。30代の時に東海選手権(年代別個人戦)で、ベスト8に入る。高島規郎選手、古川敏明を選手を師と仰ぐ。現在も現役選手として試合に参加している。静岡市卓球協会の常任理事として静岡市の一般の試合の大会運営や広報活動を行う。また中高生の指導に当たる事もある。2005年から卓球のメールマガジンを発行中。現在も続いている。著書「OBUさんの初心者卓球上達法~卓球が上手くなりたい人へ」(文芸社)