試合のプレーパフォーマンスを上げる方法とは!?【前編】
今回は、誰にでもできるパフォーマンスを上げる方法についてお話していきたいと思います。
今回お話する内容は、「セルフモデリング理論」というモノになります。
理論なので、少しややこしくなるかもしれませんが、最後まで読んで自分のモノにしていただければと思います。
セルフモデリング理論って何?
セルフモデリング理論というのは、自分の良いプレーだけを編集して動画にし見ることで、自分の脳内に成功イメージを植え付けます。
それによって、自身のパフォーマンスを上げていくという方法です。
これは、長年研究されてきていて、スポーツだけではなく色々な教育の場面でも活用されています。
例えば、服のボタンをとめない子どもたちに、
- ボタンをとめなさい
- こうやってやるんだ
と怒るのではなく、その子たち自身が実際にボタンを留めているところを撮影して、それを子どもたちに見せます。
そうすると、その自分たちの行動を動画として見ることで、実際に行動が改善されます。
自分が実際に行った動作を自分自身で見ることで、脳内に成功イメージができます。
そして、動作がしっかりと改善されていきます。
スポーツに使えるの?
これは、スポーツにも使えるという研究結果があります。
実際に、スポーツ選手の試合前に自分が良いと思うプレーの身を編集した動画を見せます。
その時に、ただ見せるのではなく、好きな音楽を聴きながら動画を見せます。
この研究対象がバトミントンの選手でしたが、これをした後のサーブの成功率が81.3%から90.2%に上がったんです。
これって凄くないですか?
試合前に、自分のハイライトプレー集を見ると、パフォーマンスが上がるんです。
実は、サーブだけでなく、セルフエフィカシーというモノも上がったと言われています。
エフィカシーとは、自分のことを信じる能力のことです。
このように、スポーツにも活用ができるセルフモデリング理論ですが、ちゃんと活用するにはポイントがあります。
自分が選んだ自分自身のプレー映像を見る
他人の動画を見ると、不安感情が出てしまいます。
そのため、逆に集中できない可能性があります。
なので、コーチが選んだものではなく、必ず自分が選んだ自分自身のプレーを見ましょう。
試合の一時間前に見る
一時間前に見ることで、試合までに少し時間がありますよね。
この時間に、どう試合を組み立てるかなどを考えることができます。
そうすることで、自分自身を信じることもできて、パフォーマンスが上がります。
試合直前に見てしまうと、空回りしてしまう選手もいるため、一時間前に見るのがいいです。
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