足とシューズ
前回の号で、私は試合後に足の裏が疲れるとお話しました。
私の個人的な話ではありますが、足とシューズに関して私の経験と考え方をご紹介します。
読者の皆さんのお役に立てれば、幸いに思います。
私の足の特徴
私の足の形は、幅が広く甲が厚いです。典型的な日本人の足の形をしています。
おまけに、ドラえもんの様に偏平足で、土踏まずがほとんどありません。(笑)
プールサイドを歩くと、私の足跡だけ太いニンジンの投影図の様な形になります。
ぺたぺたと足音がなります。(特技?)
足の長さでシューズを選ぶと、幅が全然足りません。
足の幅でシューズを選ぶと、丈が長すぎてつま先が余ります。
人の顔が千差万別であるように、足の形も人それぞれなのだと思います。
しかし靴のオーダーメイドの考え方は、世の中にあまり浸透していない様ですし、まして卓球シューズの世界では、聞いた事もありません。
日常の靴でも私の足の形に会ったものにはなかなか巡り合えないのが実情です。困ったものです。
指先の内出血
練習量が豊富だった若い頃は、シューズもすぐに傷みました。
どうせダメになるのだからと、安価な卓球シューズを使っていました。
ラバーにお金を使っていましたので、シューズは二の次になっていました。
多少足先が余っても、紐を強く縛れば問題ないだろうと軽く考えていました。
その結果、特に前後に動いた時に、靴の中で足が前へズレるようになっておりました。
この現象は、いくら紐を強く結んでも避けられないものでした。
この時、足の指先に圧がかかり、あまりに酷いと足の爪の部分に内出血が出来るようになりました。
激しい試合をした後の数日間は、足の指先が痛くて仕方がありませんでした。
ただ、あまりに習慣化していたので、それが当たり前だと思っていましたし、それほど気にしていませんでした。
若くて回復力も早かったのも関係していると思われます。
先輩方の勧めで・・・
ある先輩から、
「足のケアはとても重要だ。シューズ選びは大切だぞ」
と教わりました。
その方は、少し足が不自由で、足のケアをとても重要視していました。
普段の革靴のコレクションが凄くて、気に入った靴があるとすぐに買います。
自分のフィーリングに合うと直感した時は必ず購入する、とその方は言っていました。
それくらい、自分の足を大切にしていたのです。
なるほど自分は足のケアなど無頓着であったと反省しました。
また、別の方からは、バドミントンで使うシューズを勧められていました。
その方が言うには、バドミントンは卓球と同じ激しく動く室内競技で、シューズもそれに耐えうる様に作られているとのことでした。
今まであまり触手が動かなかったのですが、これを機に変えてみようと思いました。
私が選んだシューズ
そこでスポーツ用品を広く取り扱っている大型専門店に足を運び、試し履きをして、選びました。
今回は多少お金がかかっても、自分の足に合う良いシューズを選ぶつもりで臨みました。
私が選んだのは、YONEXのPOWER CUSHION 65Z WIDEというモデルです。
4Eというワイド設計です。私の足の形にピッタリでした。
フィット感が気に入り、これだ!とすぐに購入を決めました。
私が購入したのは新モデルではなく、1世代前のモデルでしたので若干金額を安く抑えることが出来ました。
床の上を滑らないグリップ力、衝撃を吸収するクッション力ともに申し分なかったです。
激しい練習や試合の後でも、足が痛くならないだけでなく、疲れの度合いが低くなりました。
デメリットは、卓球シューズに比べて重いことです。
しかし私の場合は、メリットの方が上回りました。
私は仕事で履く革靴も4Eを選びますが、まさかスポーツ用の靴にも4Eというワイド設計があるとは思いませんでした。
バドミントンならでは、と思います。
足の痛みやシューズで悩んでいる人には、バドミントンのシューズという選択肢をお勧めしますね。
実は大事、足のケア
卓球に限らず、身体を動かすスポーツをする際には、足や足首がとても大事です。
この大切さは、経験的に分かる方が大勢いらっしゃるのではないかと思います。
あなたが、足首を挫いたりして、痛くて歩けないほどではないが、少し痛みが残っている状態だったとします。
この時に運動すると、大きな怪我に発展する危険性が高いです。
何故なら、足首に痛みが少し残っていると無意識に足首を庇おうとするからです。
これが膝や腰の故障に繋がるのです。
脚下照顧という仏教の教えがありますが、身体のケアも、実は足元からなのです。
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昭和40年12月31日生まれ。血液型O型。兵庫県西宮市出身。現在は静岡市在住。
中学1年より卓球を始め、卓球歴は40年以上。中学高校時代は鳴かず飛ばずの成績。高校時代は県大会前の地区予選3回戦ボーイであった。インハイなど全国大会出場経験無し。大学時代飛躍的に卓球技術が向上。東海学生卓球リーグ2部で全勝しチームの優勝に貢献し敢闘賞を受賞。3人の元インハイ出場の選手に勝つ。30代の時に東海選手権(年代別個人戦)で、ベスト8に入る。高島規郎選手、古川敏明を選手を師と仰ぐ。現在も現役選手として試合に参加している。静岡市卓球協会の常任理事として静岡市の一般の試合の大会運営や広報活動を行う。また中高生の指導に当たる事もある。2005年から卓球のメールマガジンを発行中。現在も続いている。著書「OBUさんの初心者卓球上達法~卓球が上手くなりたい人へ」(文芸社)