試合の前にやっておくべきこととは?
普段通り試合に臨めればこれほど良いことはないのですが、大抵の場合私はとても緊張します。
せっかくの試合なのに普段の実力が出し切れないなんて、とてももったいない話です。
どうすれば試合で実力を発揮できるか。
それは、試合までの準備に鍵があるのです。
練習をやり込む
そもそも試合は、その字の示す通り「試し合い」なのです。
対戦相手と今まで積み重ねてきた練習の成果を出し合って、どれほど成長できたかを確認し合う場なのです。
試合は、「練習発表会」。
そう思えば、少しは気が楽になるのではないでしょうか。
- 勝たなくてはならない
- 良い成績を収めないといけない
などと、余計な事を考えるから固くなるのです。
結果を気にし過ぎると、こういう状況に陥ります。
結果は後からついてくるのですから、楽しみに?待っていれば良いのです。
それよりも、先にやるべきことがあるのです。
それが、練習です。
試合前になると、練習量を落とす人がいます。
コンディションを整えるという意味では良いのかも知れませんが、私は感心しません。
色々な考え方があるので一概には言えませんが、体調と時間が許す限り練習をすべきではないでしょうか。
- このボールならば自然と身体が反応してジャストミートできる
- このサービスならば目をつぶってでも出す自信がある
などと、現時点ではこれ以上ないと言えるほど、自分の持っている技術を磨き上げるのです。
自分が納得いくレベルに行くまで、練習、練習、また練習です。
課題を持って臨む
ただ練習をやり込んで試合に出るだけでは、もったいないです。
せっかく試合に出るのですから、何かその試合に向けてポイントを絞り、課題を持って臨むのが良いと思います。
練習の中で強化してきたポイントがあるはずですので、もう一度それを思い出して、実力のある相手にどこまで通用するのかを試すのが良いと思います。
試合で使えてこそ、それも緊張した場面で使えてこそ、その技術が本当に身に付いたと言えるのではないでしょうか。
そういう意味で、新しい技術をどんどん試合で試すべきだと私は思います。
相手を知る
もし、組合せが予め発表されているような大会の場合、対戦相手を知ることをお勧めします。
もしかしたら、対戦相手の試合の動画がネットに掲載されているかも知れません。
もし対戦相手が分からない場合でも、戦型別にどのように自分は戦うかを頭の中で整理しておくべきです。
そういう整理をしておくと、また試合までにやっておくべき練習がはっきりすることもあります。
相手の事を考えていると試合展開が頭に浮かぶことがあり、よく起り得るであろうラリーやキーとなる技術が分かったりするからです。
自分視点で自分を高めると共に、相手との対戦を想定する中で気付くこともあるのです。
大きな目標を思い出す
- 試合の前に練習をやり込んだ
- 試合に向けて試す課題も整理した
- 相手の研究から自分を見直すこともした
そこまでやったとします。
ここで最も忘れてはならないのは、自分自身の大きな目標です。
- 自分はどんな選手になりたいのか
- 自分はどんな人間でありたいのか
- 何のために卓球をやっているのか
- 誰のお陰で卓球がやってこれたのか
- 誰のお陰で今の自分があるのか
を、一人静かに自分で考えてみてください。
正解などはありません。
あなたが思ったことが正解です。
たまたま、卓球というスポーツをあなたは選びました。
- 卓球をする喜びを知った楽しかった思い出
- なかなか思う様に上手く行かず苦しかった時
もあったでしょう。
しかし、あなたが今までやって来れたのはそして今のあなたが卓球が出来るのは、「支えてくれる誰かがいたお陰」ではないでしょうか。
もしかしたら、その誰かはすでに他界しているかも知れませんが、ずっとあなたを見守り応援してくれているはずです。
そういう人たちのためにも、たくさん頂いた恩に報いるためにも、あなたは頑張らなくてはなりません。
そんな気持ちで目前の試合に臨みましょう。
緊張してどうしようかと思っていた試合も、大きな目標のプロセスに過ぎないことにあなたは気付くと思います。
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昭和40年12月31日生まれ。血液型O型。兵庫県西宮市出身。現在は静岡市在住。
中学1年より卓球を始め、卓球歴は40年以上。中学高校時代は鳴かず飛ばずの成績。高校時代は県大会前の地区予選3回戦ボーイであった。インハイなど全国大会出場経験無し。大学時代飛躍的に卓球技術が向上。東海学生卓球リーグ2部で全勝しチームの優勝に貢献し敢闘賞を受賞。3人の元インハイ出場の選手に勝つ。30代の時に東海選手権(年代別個人戦)で、ベスト8に入る。高島規郎選手、古川敏明を選手を師と仰ぐ。現在も現役選手として試合に参加している。静岡市卓球協会の常任理事として静岡市の一般の試合の大会運営や広報活動を行う。また中高生の指導に当たる事もある。2005年から卓球のメールマガジンを発行中。現在も続いている。著書「OBUさんの初心者卓球上達法~卓球が上手くなりたい人へ」(文芸社)