試合を組み立てるときに大事な要素となるサーブ権
今回は、卓球のサーブについてお話していきたいと思います。
前回に、ダブルスのサーブのルールについてお話ししましたが、今回はそれよりも基本的な部分に焦点を合わせてお話していきます。
サーブから始まる
卓球は、必ずサーブから試合が始まりますよね。
ラリーも、必ずサーブから始まります。
そんなサーブを打つ権利を、サーブ権と言います。
また、このサーブ権は、両選手に公平になるようにルールで決められています。
試合前に、じゃんけんかコイントスにてサーブ権を決めます。
勝ったほうが、先にサーブを打つかを選ぶことができます。
一般的には、試合の始まりにサーブ権を取ったほうが有利とされています。
なぜなら、サーブが唯一、相手の回転の影響を受けずに打てる場面だからです。
そのため、サーブから試合を始めることで、主導権を握り、自分が進めたいように試合を進めることができます。
さらには、サーブ権を得るということは、3球目攻撃ができることにも繋がります。
3球目攻撃とは、サーブを1球目、サーブレシーブを2球目と数えたときに、サーブレシーブで返ってきたボールが3球目となり、それを打ち返すことを指します。
ここが自分の思い通りにできることで、得意な形に持ち込むことができて、仕合のペースを掴むことができます。
ただし、すべての試合でそうとは言えません。
シーソーゲームのような、得点が競る試合の場合は、レシーブ側が有利な場合もあります。
サーブ権の交代
卓球のサーブ権は、2本で交代して打ちます。
自分が最初にサーブを打つ場合は、最初の2本は自分がサーブを打ちます。
その後の3本目と4本目は、相手選手が打ちます。
これは、試合が始まってから終わるまで続きます。
また、1セット目が終わり2セット目が始まると、サーブ権は1セット目にレシーブをした選手になります。
3セット目は、2セット目にレシーブをした選手からサーブになります。
ただし、デュースになった場合は、サーブ権は1本ずつになります。
デュースになると、2点差をつけたほうが勝ちになりますよね。
その時に、サーブ権を2本交代にしてしまうと、サーブ権を持っている選手がかなり有利になってしまうんです。
そのため、公平性を保つために、1本ずつで交代になります。
ダブルスでも、サーブ権の交代は同じルールです。
シングルスと同様に、1人が1回のサーブにつき2本ずつ打ちます。
自分サーブ→相手Aサーブ→自分のペアサーブ→相手Bサーブ→自分サーブ・・・
のような形になります。
まとめ
簡単にですが、サーブ権についてまとめました。
- サーブ権の決め方は、じゃんけんorコイントス
- サーブ権は2本ずつ
- デュースの場合は、1本ずつ
- ダブルスも、シングルスと同じ
サーブ権は、試合に大きく影響を与える大事な要素です。
仕合を組み立てるときに、サーブ権を意識してみてください。
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