卓球のダブルスには、サーブの“あるルール”がある
今回は、ダブルスのサーブのルールについてお話させていただきたいと思います。
まず、卓球のサーブには“あるルール”があります。
それは、「対角線」です。
この「対角線」に関するルールは、シングルスとダブルスでは違います。
シングルスでは、どこからどこにサーブを出しても大丈夫なので、対角線に関して意識することはありません。
しかし、ダブルスでは対角線にサーブを出さないといけないんです。
このルールを知らずに、シングルスと同じ感覚でサーブをしてしまうと、パートナーに迷惑をかけてしまいますよね。
そんなことにならないように、今回はダブルスの対角線のサーブに対してお話していきたいと思います。
ダブルスのサーブは対角線に出す
ダブルスのサーブは、対角線に出さないといけないというルールがあります。
ちなみに、この対角線のコースを「クロスコース」と言います。
台を縦に割ると、
- 自陣コートが2つ
- 相手コートが2つ
の4つのブロックに分かれますよね。
そこで、サーブを出す自陣ブロックの対角線にある相手ブロックにサーブを出さないといけません。
下記の図で説明すると、1からサーブを出すのであれば、4へのコースでサーブを出さないといけないということです。
1 | 2 |
3 | 4 |
第一バウンドは1、第二ブロックは対角線にある4に入れないと失点になります。
対角線でブロック内にバウンドするのであれば、どこにサーブを出しても問題ありません。
しかし、下記の場合はミスとなり相手の得点になります。
- 第一バウンド、第二バウンドともに、台の左側
例:1→4ではなく、2→3 - 第一バウンドは自陣ことだが、第二バウンドが相手コートの左側
例:1→4ではなく、1→3 - 第一バウンドが自陣コートの左側
例:1→4ではなく、2→4
センターラインは有効
厳しいコースを狙うと、第一バウンド・第二バウンドともに、センターラインぎりぎりになることもあります。
センターラインとは、台の真ん中にあるネットに対して垂直にひかれた白線のことです。
センターラインぎりぎりになっても、センターラインに触れていれば、そのサーブは有効になります。
ネットイン
ネットインをして対角線上のコースに入れば、レットとなりやり直しになります。
入らなければ失点となり、相手の得点になります。
サーブは、必ず
- 自陣コートの右側→相手コートの右側
のように、対角線上のコースに出すことがルールになります。
まとめ
今回お話しした、ダブルスでのサーブのルールについてまとめてみたいと思います。
- 対角線上のコースにサーブを出さなければいけない
- センターラインに落ちた場合、少しでもセンターラインにボールが触れていれば有効
- ネットインは対角線のコースに落ちたならやり直し、それ以外は失点
いかがでしょうか。
意外とダブルスのサーブには、細かいルールがあります。
これを知った状態でダブルスの試合に臨まないと、パートナーに迷惑をかけてしまいます。
一度、ルールを確認してから、ダブルスに取り組んでください。
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