試合でギアを上げる
先日の試合で、チームメイトから貴重なアドバイスを頂きました。
とても大切なことだと思ったので、皆さんとシェアしたいと思います。
私たちの課題
私たちのチームは週三回のペースで、全体で練習しています。
メンバーによっては毎日の様に練習をしている人もいます。
私も仕事や家庭と両立させながら、卓球をしています。
練習する機会は沢山ある方だと思います。
ですのでチームのメンバーは、全員が凡ミスの少ない「そこそこ上手い選手」と言えると思います。
ところがそんな粒ぞろいのメンバーでも、団体戦の試合になるとなかなか勝てません。
いい勝負をするのだけれども、最終的に負けてしまうことが多いのです。
特に競った試合を落とすところがあります。
何が悪いのだろう?
俺たちに足りない所は何だろう?
メンバー間で意見を出し合いました。
集約すると、
「一人一人が勝ち切る力が足りない」
ということでした。
もしあの場面でもう一本取っていれば、という試合があまりに多いのでした。
そのために目標がクリア出来ずに、悔しい思いをしていました。
要するに「勝負に甘い」のです。
私が住んでいる静岡県は気候温暖で、そんな静岡の県民性として、性格が大らかで人柄が好いという特徴があります。
これは、一般的には良いことだと思うのですが、勝負事には向かないのです。
むしろ仇になることが多いです。
先日の私の試合
先日の私の試合では、切れたツッツキが奏功して10-6とリードしていました。
そこから相手のサーブになり、私のレシーブやコースが甘くなり、簡単に2本取られてしまいました。
これで10-8です。
2本リードして私のサーブです。
私は積極的に攻撃したのですが、ミスが出て、これで10-9。
次は温存しておいたサーブが効いて11-9。辛くも逃げ切りました。
私の試合ぶりを観ていたNさんが、すかさずアドバイスをしてくれました。
「10-6とリードしていた場面で、何故ペースダウンするの?逆だよ。
リードしたら逆にギアを上げなくちゃ」
と。
彼の言うことは図星でした。
決して手を抜いたつもりはないのだけど、どこか気持ちが守りに入っていました。
このまま終わってくれれば良いな、と。
そういう私の心の弱さが、相手につけ入る隙を与えて、結果的に自分(チーム)が苦しむことになるのです。
「リードした時こそ、ギアを上げる」
私にとって、心しておきたい名言です。
読者の皆さんも、大事な試合で勝ち切るために、リードした時にこの言葉を思い出して欲しいと思います。