初打ちで分かったこと
年始に初打ちをやりました。
例年なんとなく迎えていたのですが、今年の初打ちではいつもと違って、新しく気付いたことがありました。
折角気付いたことがあったので、皆さんとシェアしたいと思います。
例年のパターン
例年のパターンで行くと、年末年始の不規則な生活で身体が重く、卓球も調子が出ないなと思いながら、冴えないスタートが始まります。
特に分析することなく、ただ「調子が出ない」と思っているだけで、なんとなく初回の練習を終えてしまいます。
身体の疲れもいつもの1.5倍から2倍あり、とにかく早く休もうとしか考えません。
2回目の練習以降もしばらくこのパターンを繰り返して、しばらく不調が続きます。
早めに休んでとにかく疲れを取ることは重要です。しかし、毎年この繰り返しでは成長が無いのではないかと、最近の私はやっと考える様になりました。(遅いですかね?笑)
今年初めて気付いたこと
今年初めて気付いたのは、自分が出来ていた技術の中で時間を置くと何からダメになって行くか、ということです。
練習が出来ずブランクが空いた場合、「自分の技術の何が衰えやすいか」が、今回よく分かったのです。
一番衰えていたのは視力と動体視力でした。(視力や動体視力も卓球の一つの技術と私は考えます)
まず視力の方ですが、私の年齢では近視と共に老眼が入っています(笑)。
メガネを掛けて卓球をしていますが、遠くにピントを合わせているために近くが非常に見えにくいのです。
さらに動体視力も衰えていて、速いボールに目がついて行きません。
この2つが重なって、手元でボールをよく見失いました。
相手が打ってきたドライブや軽打が手元までよく見えないので、ブロックやカットをする際によくミスをしました。
調子が悪い原因は、ボールがよく見えていないからなのです。
その現象はレシーブにも顕著に現れました。
しっかりボールを見ようとするあまり全体のバランスが崩れて余裕が無くなったり、突っ込み過ぎたり逆に離れ過ぎたりします。
初打ちの練習会では、大人数が集まって練習時間の後半から総当たりのリーグ戦を行いました。
最初の数試合は酷い内容で、勝ち負けよりも何が良くて何が悪いのかを整理することで精一杯でした。
通常よりもレシーブミスが出ましたし、相手が打ってくるボールに対応出来ず、プレー全体からすると粘り強さに欠けていたように思います。
全部で12名いましたので、1ゲームずつの11試合をこなしました。
初対戦する選手もいたので、2試合やってもらったりもしました。
試合後半は体力的に疲れて足が止まり、凡ミスが出る様になりました。
疲れてくると、目と耳と神経が疲れていて、ゲーム間に会話してもよく聞こえなかったり話がよく理解出来なかったりするのも、今回体験的によく分かりました。
気持ちはとても焦るのですが、体力的に疲れが溜まって来ると自分はこうなってしまうのだな、と認識出来ました。
サーブの感覚も狂っていました。
こちらは試合後半になってようやくコントロールが少し良くなって来ました。
調子が悪くなると自分がこういう状態になると知っておけば、仮に同じ状態になった時にパニックに陥ることがなくて済みます。
重要なのは、この点です。
例えば調子が悪くなるのは、なにも年末年始でブランクが空く時だけではないはずです。
そういう時にも、応用が利くはずなのです。
それともう一つ。
今度はどうすればいち早く調子の良い状態に戻ることが出来るかを知ることです。
せっかく調子が悪くなったので、何か少しでも掴んでやろうと思っています。
早く調子を出したいと焦る気持ちもあるにはあるのですが、今のこの状態を楽しんでしまおうと企んでいるのです。
転んでもただでは起きないという精神的粘り強さは、年を重ねるほど身に付いてきた気がします。
ベテランを舐めるなよ!(笑)