私の目指す卓球 その1

OBUコーチ

前号で「あなたの目指す卓球は何か」という問い掛けをしました。

その問い掛けに対する答えを、あなたは持ち合わせていますでしょうか?

目指す卓球ですから、今それが実現出来ていなくてもいいわけです。

では、OBUさんの目指す卓球は何ですか?と訊ねられる気がしますので、今号では、私の目指す卓球の話をしようと思います。

具体例としてシェアしますので、参考にして頂ければ幸いです。

私の目指す卓球

私は超攻撃型カットマンを目指しています。理想は英田理志選手の様なプレーです。今は英田選手と同じ用具を使用しています。

取り組んでみて分かったことは、「私には無理」ということでした(笑)。

英田選手は分類上カットマンですが、ご存知の通りプレースタイルは唯一無二で、誰も真似が出来ないものです。

ドライブ型、前陣速攻型、カット型と並んで英田型と称しても良いと思います。
#ある英田選手の試合動画でアナウンサーがそう呼んで紹介していました。

英田型・・・なるほど!

先程「私には無理」と書きましたが、それは「諦める」ことではありません。

私でも採り入れられるところ、つまり真似出来るところから取り組んで行けば良いと思っています。

真似をして分かったこともあります。

それらは項目ごとに後述します。その前にまず英田選手の凄さを紹介します。

英田選手の凄さ

英田選手の動画を観れば観るほど、その凄さが分かってきます。

まず目を引くのはバックハンドドライブと、攻撃型に全く引けを取らない威力のフォアハンドドライブです。

前陣でも中陣でも(おそらく後陣でも)、両ハンドのドライブが打てます。

それを支える、超絶フットワーク力。
完全に攻撃型のフットワークで、カットをする時のみカットマンのフットワークになるみたいです。

大きく速く動けて、しかも体勢が崩れない。これは身体能力の高さを証明するものです。

また、リストの強さが半端ないのです。バックハンドドライブの威力を支えているのは、このリストの強さだと思われます。

次に特筆すべきは、サービス力です。
Tリーグでサービスエース数が2位です。(2023-2024シーズン)

バックサーブをメインに使いますが、横下系と横上系が全く同じ軌道になる様にしているそうです。回転量も半端ない。

ハーフロングサーブの長さは、第二バウンドがちょうどエンドラインに来るように、コントロールされているとのことです。

サーブを出す位置や投げ上げるボールの高さなどもバリエーションがあり、試合の流れの中で使い分けています。

これだけでもかなり工夫されていると思うのですが、目に見えないところでもう一工夫されている様に私には思えます。

これは私の想像ですが、その工夫とは、相手の心理を読む洞察力ではないかと思っています。

レシーブも台から出ればドライブで攻撃し、台上ではフリック、チキータ、ストップなど攻撃型と同じ4球目攻撃に繋げます。

カットのラリーに持ち込む時だけ、ツッツキレシーブをしている様に見えます。

そのカットですが、まさに切れ味抜群です。初対戦のドライブマンは、対応し切れずにほとんどネットミスをします。

動画を観ると予想以上に切れていることに対戦相手が驚いている様子がよく見受けられました。

1球目のカットで得点出来るのです。ここがラリー志向の従来のカット型と大きく異なる点です。

次のラリーではまた攻撃に戻っていて、相手はアジャストする機会がないのです。

試合の中でブチ切れのカットが、非常に効果的に使われるのです。

この辺りは試合の「設計力」ともいうもので、英田選手を観ているとよく考えられていて、「すべては一本獲る(得点する)ため」に設計されている様に見えるのです。

従来のカットマンは、まずカットのラリーを引き、そのラリーの中でチャンスを見出して攻撃に繋げて行くものでした。

最後に、カット打ちの上手さです。相手が世界レベルのカットマンでも、ドライブで打ち抜ける技術を持っています。

その技術とは「8の字打法」と呼ばれる、バウンド直後を薄くボールを捉えてトップスピンを掛ける技術です。

フォアもバックも英田選手は8の字打法でドライブを打つことが出来ます。それにプラスしてリストの強さと身体の強さがあの威力を生み出しているのだと思います。

その① サーブ

ここからは、今まで英田型を目指して私が取り組んだ軌跡を項目ごとに紹介します。

最初に真似したのはサーブでした。私もカットマンとしてバックサーブを使うので、一番真似し易かったのです。

回転としては横下と横上。フォームを似せて回転の判別に迷う様に工夫しました。

狙うコースは、
・両コーナーへのロングサーブ
・右利きのフォアセンターへハーフロング
です。

サーブを出す位置はセンターラインが主で、勝負所でフォアサイドから出します。
投げ上げる高さも変えます。

相手に大きくレシーブさせる目的があり、そこから3球目を狙ったりカットのラリーに持ち込んだりするのです。

フォアハンドを多用して攻撃しようとするドライブマンが圧倒的に多いので、その対策を一番に考えました。

ロングサーブは入れに(置きに)行くと、効果が薄く相手に強打されます。

コーナーに入ってさらに滑って伸びて行く軌道を目標にしたいところです。

入射角をギリギリまで低くするつもりで、ボールが落下するのを我慢して待ちます。

良いロングサーブが入ると、相手を大きく動かしたり、詰まらせたり出来ます。

ハーフロングの注意点は、2バウンド目がエンドラインぎりぎりに来る様にコントロールします。

相手がドライブを掛けるかツッツキで返すかを迷うように仕向けます。

打つつもりの体勢から急にツッツキに切り替えると甘いツッツキになりやすい。
それを3球目ドライブで狙います。

ラケットを台にぶつけそうなので、恐々と持ち上げる様なドライブレシーブなら3球目カウンタードライブで攻めます。

と、まああたかも自分が出来ている様な雰囲気で書き連ねてきましたが、実は上手く出来たり出来なかったりを繰り返しています。

当然、私の手の内を読んだ相手は、対策を考えてきます。私の逆を取ろうとしてきます。

相手(攻撃型)の心理を読み、さらに上を行くための対策を取らなくてはなりません。

今はその経験値(データ)を集めている段階です。場合分けと洞察力、確率を読む力が鍵になってきます。

また逆を取られた時の新しい技も研究中で、倍返しするイメージを練っています。

大きな展開を待っている時に、フォア前にショートサーブ(小さな展開)を入れるのもアクセントになって良いです。

長くなってきましたので、続きは次号で。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

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