番狂わせはいつも逆転劇

OBUコーチ

最近、ダブルスが調子良いです。(^^)

あまり褒められた内容ではないけれども、勝ち続けています。

先日の清水ラージボールリーグ戦に続き、清水卓球リーグ戦(硬式)でも運良く勝つことが出来ました。

パートナーはカットマンのAMEさんです。
もう随分長い間ダブルスを組んでいます。

今号では、好調の要因を考えてみました。

調子の良い時に、その原因を考えるのはとても重要なことです。

それを知って意識的に続けて行けば、次も勝ちにつながる可能性があるからです。

無駄に攻撃しない

私たちはカットマンダブルスです。

以前、よく負けていた時は、最初から攻撃できるボールは全て打ちに行っていました。

幸い、入れば得点になっていましたが、ミスすることも多く、成功率はそれほど高くはなかったと思います。

攻撃をし過ぎるためにカットのリズムも悪くなり、簡単に攻撃されたり、自分たちのミスが出たりと不安定な試合運びでした。

ここ最近では、まず無駄に攻撃をせずにじっくりとカットで試合に入ることが多いのですが、これが第一番目の要因だと思います。

カットのリズムを工夫する

カットで試合に入る場合に注意したことは、カットのリズムでした。

「リズム?なんのこと??」と思うかも知れませんが、一言で表現するとすればリズムとしか言いようがありません。

上手な攻撃マンとカットマンが、カット対カット打ちの練習をしているところを想像して欲しいと思います。

上手な選手同士では、カットも一定、カット打ちも一定で、とてもリズミカルです。

リズムが合ってしまうと、カットの変化がほとんど効かなくなってしまうのです。

こうなると良いように打たれてしまうので、わざとリズムが合わない様に持って行く工夫をするのです。

具体的には、ゆったりとしたフォームからゆっくりとしたサーブを出すのです。

この時注意するのは、レシーブから打たれない様にして相手にツッツキをさせることです。

ツッツキやカットもよく引き付けてゆっくり送ったり、逆に少し早めのタッチで送ったりスピードを一定にしないことです。

回転もナックル、切れたカット、少しだけ切れたカットを駆使して絞らせない様にします。

相手が右利き同士のペアならば、私とAMEさんで同じコースを突いて、相手を動かしながら変化カットを打たせます。

これは攻撃できる、と判断したボールだけ攻撃します。そしてまた変化カットに戻ります。

試合運びの工夫

上述の様な作戦で1ゲーム目と2ゲーム目を取ることが私たちが勝つ条件だったのです。

まず最初のゲームをなんとか取る、これが第二番目の要因だと思われます。

実は試合前にAMEさんと今回の試合の作戦を話し合っていました。

たまたま2試合しかなかったので、両試合共フルゲームになったとしても10ゲームだからなんとか体力的にも持つだろう。

最初から10ゲーム戦うつもりで粘って行こうというのが私たちのファイトプランでした。

最初の試合は幸い3-0で勝てたので、体力的な貯金が2ゲーム分あるね、などと話していました。

第二試合も1ゲーム目と2ゲーム目を取った時点で、勝負は5ゲーム目だねと話していました。

別に3ゲーム目と4ゲーム目を捨てているわけではなく、相手ペアの実力を認めた上でのお互いの発言だったのです。

案の定、2巡目ともなると私たちの作戦は通用しなくなり、逆に私たちが相手に前後に動かされ、相手ペースの試合になりました。

以前ならば、2-2になった時点で、体力も精神力も底を突きそのままズルズルと負けてしまうパターンでした。

しかし今回は違いました。

番狂わせはいつも逆転劇

予定通りだねとAMEさんと話していました。

最初から10ゲーム戦うつもりで臨んだので、私たちには少しだけ体力と心に余裕がありました。

相手は3ゲーム目4ゲーム目で気を良くして、同じ作戦で一気呵成に攻めてくるはずです。

そのまま相手に押し切られれば相手の勝ち。
逆にそれを凌いで後半勝負に持って行ければ私たちにも勝機はあります。

競って行けば後半になればなるほど、1ゲーム目2ゲーム目の悪夢が相手に甦り、こちらが有利になると私は読んでいました。

5ゲーム目が始まりました。

やはり甘いボールは相手に強打されて、私たちにとっては苦しい展開になりました。

しかしコースを微妙に変えたりしながら、相手の焦りによるミスを誘い、なんとか大きく点差が離れないでついて行きました。

私の計算外だったのは、相手にエッジとネットインがそれぞれ1本ずつ付いたこと。
このため差は縮まらずに後半まで来ました。

私としては7-7、8-8、9-9という展開にしたかったのですが、終盤の7-9でAMEさんに
サーブが回って来ました。

どうする?とAMEさん。
行きましょう、と私。

私たちはギャンブルを選択しました。
AMEさんのしゃがみ込みサーブと私の3球目攻撃です。

本当はジュース以降に相手を突き放す時に使う選択肢でしたが、背に腹は代えられない状況でしたので、思い切りました。

幸いサービスエースが2本決まり、これで9-9となり、やっと追い付きました。

ここからはお互いに総力戦となりお互いが必死にプレーしましたが、最後はわずかに相手が硬くなりカット打ちをオーバーミスしました。12-10です。

シングルスで対戦すれば、おそらくAMEさんも私も勝てない、もしくは勝つとしてもかなり苦戦を強いられる相手でした。

そういう意味では番狂わせです。
番狂わせはいつも逆転劇が多いものですね。

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