『敵友(ライバル)』

OBUコーチ

今回のタイトル「敵友」は私の当て字です。

一般的に、ライバルを漢字にすると、「好敵手」とか「競争相手」となります。

「友」の字は使いません。

この「友」の字を使ったのは、私なりの理由があります。

それは本文を読んでもらえれば分かって頂けると思います。

では早速、参りましょう。(^^)

中部日本選手権、静岡県予選

先日、中部日本選手権の静岡県予選が湖西市のアメニティプラザで行われました。

私は年代別に参加して来ました。

この日は東海地方を大雨が襲った翌日で、交通機関がマヒしていて大変でした。

遠方から試合会場に行かなくてはならない選手は、参加できない、もしくは通常の3倍くらいの時間をかけて会場入りする、という状態でした。

私も3時間半もかかって、ようやく会場に到着しました。

結局、大会役員の方の判断で、開会式と試合開始時間を遅らせて、大会をスタートすることになりました。

棄権にならずに試合が出来て本当に良かったです。

因みに私の住んでいる静岡県は、東西に非常に土地が長くて、東海道新幹線の駅が6つもあります。

ですから、今回の湖西市の会場の様に、最西端で大会が行われると、静岡県東部に住んでいる人の移動に負担がかかるわけです。

残念ながら東部の選手を中心に、棄権する人が続出しました。

これは仕方ないことだと思いました。

年代別クラスの魅力

私が参加したのは50代の部です。

30代の頃から各大会の年代別クラスに出場して来ましたが、ここ数年はやっと安定して参加できるようになってきました。

年代別クラスの魅力は、顔見知りが増えるというところでしょうか。

家庭の事情や仕事の都合、また本人の病気や怪我など様々な理由で卓球が出来なくなることはあります。

特にこの3年間はコロナ禍で、職場から大会への参加を自粛する様に言われた選手も多くあったと思います。

本大会で久しぶりに再会したM選手もその一人です。

数年前に全日本マスターズ静岡県予選で初めて対戦し、その時はフルゲームで私は敗れたのですが、忘れていた私の闘争心に火をつけてくれた恩人です。

その時の私は、試合には出ていたものの、どこか諦めていたところがあり、心から真剣に卓球には取り組んでいませんでした。

こんな緊張した雰囲気で、尚且つ、選手も真剣になってプレーする大会が、ここ最近にあっただろうか・・。

目が覚めた様な気持ちになったのです。

そのM選手と準決勝で対戦しました。

小柄な体格に似合わず卓球はダイナミック。

カモシカの様な引き締まった足腰で、大きなフットワークを駆使して回転量の多いフォアドライブを何発も打ち込む選手でした。

自分がリードしていようが、負けていようが関係なく、表情には出さずプレーをします。(内心は違うそうなのですが。笑)

実際に対戦してみると、以前よりもドライブの回転量が増したようでした。

それは、取りも直さずM選手がコロナ禍にも関わらず、ずっと精進してきた証だと感じました。

私も良いプレーが随所にあったのですが、肝心なところではM選手がポイントを重ね、試合はストレートでM選手が勝ちました。

試合が終われば、旧知の友人の様な親近感がお互いに湧くので不思議です。

言葉は多くはありませんが、少しだけ会話もしたりするのです。

卓球の試合会場以外でM選手に会うことは、まずありません。なので普段の生活ぶりなどは私が知る由もありません。

私の知らないところで、人には言えない苦労もあることでしょう。

しかしながら、「卓球が大好きで試合にも出続けている」という、たった一つの共通項だけで、この関係性が成り立っているのです。

どんな時も頑張り続けるMさんは、決勝戦も苦しい展開を逆転して、見事、優勝を果たしました。

傍で私も観戦していましたが、なんとなくM選手に勝ってもらいたいと内心思っておりました(笑)。

私にとってM選手は、「リベンジを果たすべき憎き敵」であると同時に、「どんな苦労をしても卓球だけは続けようという同じ志を持つ友」でもあるのです。

こんな敵友(ライバル)は、M選手の他にも実は数名います。

その数は、年齢を重ねる度に、増える傾向があるように思います。

これも年代別クラスの魅力なのです。

「本戦もお互い頑張りましょう」

そう心の中で思い、会場を後にしました。

持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら