『早田ひな選手の活躍』

OBUコーチ

2023卓球世界選手権個人戦が終わりました。

テレビ東京系列の番組で放映していました。

私も時間の許す限り、これらの番組やネットで日本選手の試合を観ました。

結果はご存知の通り、中国勢の強さと層の厚さを思い知る様な内容でしたが、その中でも日本選手の活躍が光りましたね!

特に女子の早田ひな選手です。

女子ダブルス、混合ダブルス、シングルスと全3種目にフル出場して、それぞれベスト8、銀メダル、銅メダルを獲得しました。

本当に立派な成績だと思います。

おめでとうございます。(^o^)

光った早田選手の活躍

今回の大会では、何と言っても、シングルスの準々決勝での早田選手の頑張りが特筆されるでしょう。

世界ランキング3位の中国の王芸迪選手と死闘を繰り広げ、第7ゲームは21-19で押し切りました。

最後のポイントは、フォアクロスに打ってくる王選手のドライブを、早田選手が長身を

活かして上から抑え込む様なバックハンドのカウンターでした。

綺麗に決まった得点シーンでした。

相手の9度のマッチポイントを跳ね返したのですから、まさに「粘りの早田」ですね。

女子シングルスでの表彰台は、2017年の平野美宇選手以来だそうです。

10-10になってから、シーソーゲームが続くのですが、その途中、早田選手が笑っているのが印象的でした。

真剣にプレーしながらも、

「一体いつまで続くのだろう、この試合は」

とゲームそのものを楽しんでいる様にも見えました。

今大会の日本女子選手は、試合中によく微笑します。

平野美宇選手もシングルスの緒戦の試合では、納得いくプレーが出来ていたからでしょうか、微笑しながらプレーしていました。

女子ダブルスの長﨑・木原ペアは、プレーの合間によく笑い合っていました。

ジュニア時代からの仲良しペアだということでしたが、彼女たちなりのリラックス方法なのでしょう。

昔は、試合中に笑っていようものなら、真剣さが足りないと怒られたものですが、時代が変わったということなのでしょう。

早田選手は、張本智和選手とペアを組んだ混合ダブルスでは、金メダルを期待されていました。

しかしながら、決勝戦の王楚欽・孫穎莎ペアには完敗という内容でした。

銀メダルは立派な成績ですが、はり・ひなペアにとってはかなり悔しい結果だったと思われます。

おそらく中国側は日本ペアのプレー内容を凄く研究していて、対策をばっちりとやって来たのではないでしょうか。

日本ペアのやってくることが分かっていて、そのボールを待っている様な印象を受けました。

中国ペアからすれば、全て想定の範囲内で練習でやっているプレー通りに行なったと。

日本ペアに流れが来る唯一のチャンスは、3ゲーム目の中盤でした。

しかし、そのチャンスでさえも、中国ベンチがすかさずタイムアウトを取り、決して流れを日本に渡しませんでした。

一気呵成に攻め切る姿勢は、さすが卓球帝国・中国でした。

はり・ひなペアにはリベンジを期待したいです。

早田選手は女子ダブルスにも出場しました。

パートナーは伊藤美誠選手。ご存知、みま・ひなペアです。

こちらは残念ながらベスト8止まりでした。

伊藤選手が怪我で本調子でなかったので、完治すればきっと活躍してくれると私は期待しています。

また伊藤選手を活かすパートナーは、現時点では早田選手の他にはいないのでは?と私は思います。

伊藤選手は乗り出すと手が付けられない強さを持っています。相手にとっては何をしてくるか読めないくらいの、自由で大胆なプレーが持ち味です。

それが伊藤選手の良さなのですが、時としてパートナーでさえ読めない時があるのです。

大空を自由に駆け回るような天真爛漫な伊藤選手のプレーに、対応できる確かな技術と精神的包容力があることが求められます。

東京オリンピックで金メダルを獲った時は、水谷選手がまさにそうでした。

女子では早田選手しかあり得ないと私は思っているのです。(^^)

今大会を受け、パリ五輪の選考レースでは独走状態に入った早田選手ですが、今後も周囲の選手と共に日本代表の中心選手としてきっと活躍してくれることでしょう。

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