試合の反省、そして次のステップへ

OBUコーチ

石川佳純選手が引退を表明しました。

いつの頃からか彼女を応援する様になり、熱狂的なファンというわけではないですが、頑張って欲しい選手としてずっと観て来ました。

17歳で世界選手権横浜大会に出場しました。

私はその試合を現場で観ました。0-3の劣勢から逆転した試合でした。

まだ小学生だった息子と観に行きました。

帰りのバスの関係で途中までしか観られず、結果が気になっていたのですが、後で逆転勝利を収めたと知り、大変興奮しました。

大阪で開催された全日本選手権の時は、宿泊したホテルがたまたま同じで、朝食会場でご本人にお会いしました。

お母さんと食事をされていて、不躾ながら声を掛けさせて頂き、ご本人とお母さんと握手させて頂きました。

世界の舞台での女子団体戦では、感動的で記憶に残る試合が多かったです。

私の中では、一度オリンピックで負けている北朝鮮のカットマンに、何度もネットインやエッジボールを喰らいながらも、勝ち切った試合です。とても感動しました。

いつかはこの時(引退表明)が来ると分かってはいたのですが、実際に来てみるとやはり残念で寂しい気持ちがしますね。

今まで感動をありがとうと伝えたいです。

石川選手は、一人の卓球選手として、長い間、キラキラと輝きを放っていました。

おっと、このままでは石川選手感動ストーリーに没入しそうなので、話題を切り替えます。

自分の足下を見つめなくっちゃ、ね。(^^;

先日、目標の1つであった大切な試合が終わりました。団体戦だったのですが、結果は優勝して本戦出場を決めました。

目標の1つを、皆の力で勝ち取ったわけで、とても嬉しかったです。

その試合での反省点を、今回はシェアしたいと思います。

結果には満足しているが・・

前述の通り、チームとしては優勝して本戦出場を決めたのですから、嬉しいですし結果には満足しています。

しかしながら私個人としては、自分の試合内容に満足していませんし、もっとやりようがあったのではないかと納得がいっていないのです。

2試合目共にラストを任されていたので、私の出番は1試合目のみで、2試合目は回って来ませんでした。

ラストの緊張した試合で3-0で勝てたのですから、昔の自分であれば、何の問題もなしとしていたと思います。

しかし、そういう問題ではないのです。

私は緊張で実力を出し切れなかったと感じていますし、凡ミスも多かったと思っているのです。相手の凡ミスにも助けられました。

試合はこれからも続いていくワケですし、似た様な場面には今後も遭遇するはずです。

ましてや本戦もあるのです。

これから本戦に臨むまでの間に、自分はいったい何をすべきなのだろうか。

緊張した場面でも実力を発揮するためにはどうすれば良いのだろうか。

はっきりした答えを見い出せないまま、悶々としておりました。

試合をデータで振り返る

もやもやしている気持ちだけでは、前へ進めないので、試合の反省をしました。

以前にも紹介しましたが、最近の私は自分の試合をスマホで撮り、後で見返すようにしています。

単純に見返すだけでなく、1ゲーム毎の得点や失点をノートにつけて、試合の流れを追える様にしています。

1本毎にどうやって得点したのか(あるいは失点したのか)を記録していきます。

こうしていくと、総得点と総失点が分かり、そのうち何で得点したのが多かったのか、逆に何で失点したのが多かったのかが、データで分かるのです。

9、4、8の3-0で私は勝利しましたので、総得点で見ると、33-21となります。

私の得点の内訳は以下の通り。

1.サービスエース      9点

2.3球目5球目攻撃      6点

3.カットからの反撃     2点

4.切るカット・ツッツキ   5点

5.ナックルカット・ツッツキ 0点

6.ネットイン・エッジ    1点

7.相手の凡ミス       9点

8.その他          1点

私の総得点33点のうち、サービスエースと相手の凡ミスが最も多く、次いで3球目5球目攻撃、切るカット・ツッツキと続きます。

私の失点の内訳は以下の通り。

1.レシーブミス       1点

2.カットミス        2点

3.ツッツキミス       2点

4.攻撃ミス         4点

5.相手の攻撃        11点

6.ネットイン・エッジ    1点

7.その他          0点

相手の総得点(私の総失点)21点のうち、約半分の11点が相手の攻撃で、残りの半分が私のミスです。

ゲーム毎でも集計していて、試合の流れを追うことが出来ます。

ざっくり言うと、次の様になります。

1ゲーム目は、相手が積極的に攻撃してきて得点も許したが、相手の凡ミスが目立った。

お互いに緊張で固いプレーが多かった。

2ゲーム目は、私が攻守で圧倒した。

3ゲーム目は、相手に序盤リードを許したが連続サービスエースで私が逆転し、総合力でそのまま何とか逃げ切った。

上記のデータを分析すると、私の課題が見えて来ました。

1.私の失点の仕方

 相手の得点(私の失点)の半分が相手の攻撃で、残りが私のミスだった。

 =>相手の攻撃を封じ、自分のミスを減らせば、もっと失点を防げた。

 =>相手が攻勢の時に、私が簡単にミスをしたり、あっさり得点を許していた。

 =>1本でも多く返球して、相手に苦労をさせる様な粘り強いラリーに持って行こう。

2.私の得点の仕方

 サービスエースと私の攻撃で半分以上得点した。

 =>磨いてきたサーブが活きていた。さらにサーブ力を磨いて行こう。

 =>1発で決まれば良いが、攻撃を返球されると苦しい。波状攻撃が出来る様に攻撃に柔軟性を持たせよう。コースを工夫するとか、1本繋ぐとか。

 =>逆にこちらが得点する時は、あっさりと得点出来るようにしたい。

3.全体のプレー

 得点も失点もとてもあっさりしている。

 =>守りの時に1本でも多く粘る。理想はそこから攻撃に転じて劣勢を跳ね返す。

 =>攻撃の時も2段3段に構える。

 =>もっと粘り強いプレーを目指そう。勝ち易く負けにくい戦型になろう。

行動を変えなくては結果は変わらない

試合が終わって、また普段の練習に戻りましたが、ふと気付いたことがありました。

それは、

「以前とほとんど変わらない練習をしている自分がいる」

ということでした。

同じ練習を繰り返していて、自分が変われるはずがないのです。

これでは、折角、試合を分析して、課題を洗い出した意味が無いです。

練習相手もいることなので、自分の練習ばかりは出来ませんが、それでも自分の番になった時には、さっと頭を切り替えて自分の課題に取り組む様にしたいです。

具体的には、

・ランダムのフットワーク練習

・相手のサーブだけのゲーム練習

・70%での力での3球目5球目攻撃練習

です。

取り組んでみた結果、成果や気付きがありましたら、また報告します。

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