【Jコーチ】ラージボールでの試合のやり方(進め方)とは?
こんにちはJです。
今回は、以前より親交のある卓球仲間より質問をもらいました。
皆様の中にも同じように思った事があるのではないかと考え、この場でシェアしたいと考えました。
その方は、ラージボールに挑戦してみたいと思い、少し前からラージボールを始めたそうです。
その中で以下のような質問がありました。
- ラージボールでの試合のやり方(進め方)がよくわからない
- ラージボールではどのような練習をすれば良いのかわからない
といったものです。
それぞれ答えていきます。
本日は、「ラージボールでの試合のやり方(進め方)がよくわからない」にスポットを当てていきます。
それでは、よろしくお願いいたします。
まずは試合をしてみよう
「ラージボールでの試合のやり方(進め方)がよくわからない」
この質問は、よく聞く質問です。
また、ある程度、卓球に関してレベルの高い選手に多く見られる質問です。
答えとしては、「まずは、実際に試合をしてみる」ことをおすすめします。
実際に試合をしてみた中で、試合を進め方もそうなのですが、技術的にも足りないところが見えてきて練習にも活かせるようになってきます。
硬式とラージボールについて、試合の進め方の違いは端的に言い表すことが難しいのですが、私の経験上は、数多くの試合をこなして「ラージボール」という競技に慣れることが一番の解決策だと考えます。
実は、私もラージボールを始めた当初は中々勝つことができずに、かなりの苦戦を強いられました。
その解決策として、ひたすら試合に出ていた時期がありました。
試合情報をチェックして、県内または隣の県まで試合に行きました。
武者修行の成果もあり、始めて1年後にはかなり勝てるようになりました。
少し話が飛躍しましたが、実際に試合をしてみて自分で感じたことを、次の試合または練習に活かしていく、そしてまた試合をしてみる。
この繰り返しをすることで、上達の道が開けてくるでしょう。
体力配分
ここからは、ラージボールの試合をする際に、硬式とは違う点を私なりに紹介していきたいと思います。
まずは「体力配分」です。
体力配分が、非常に重要になってきます。
ラージボールは、3セットマッチの2セット先取ですから、硬式よりも楽なのでは?と思う方もいらっしゃると思いますが、そうではありません。
- 1回に続くラリーの回数は硬式よりも多い傾向にある。
- ボールを打つ際は硬式よりもスイングが大きくなるので力が必要
- ボールが大きい分、フットワークで動かねばならない範囲が大きくなる
代表例を3つあげてみました。
以上の観点だけでも、ラージボールは硬式よりも体力の消耗が激しいことがわかります。
つまり、常に全力で試合を行っていたら、最後まで体力は持ちません。
手を抜けということではありませんが、勝負所を見極めた体力配分が重要になってきます。
攻守の切り替え
ラージボールは硬式と比べると、攻守の切り替えが非常に入れ替わりやすい競技です。
攻守の切り替えとは、具体的に、「ラリーの中で自分が攻めていたのにいつの間にか、相手に攻め返され、自分が守っている」ということです。
こういった場面は、実際の試合では珍しくありません。
試合に慣れていく過程で、こういった場面の対応方法も身についてきます。
また、こういった場面を想定して、普段から守備に特化した練習を取り入れておくこともお勧めします。
※こちらについては次回紹介します
3セットマッチという試合方式
ラージボールの試合形式は、3セットマッチの2セット先取という方式になります。
選手は、常にこのことを念頭に置きながら、ゲームメイクをする必要があります。
2セット先取の場合、1セットを目を取ることが非常に重要になってきます。
1セット目を取ることで、対戦相手に「もう後がない」という心理的プレッシャーを与えることができます。
ラージボールにとって、1セット目を取ることは非常に大きいアドバンテージになるのです。
しかし、裏を返せば、こちらが1セット目をとられてしまった場合、大きなプレッシャーを背負うことにもなります。
また、2セット先取ですから、格下と思われる選手に手こずったり、結果負けてしまうということも珍しくありません。
そうならないように、2セット先取でのゲームメイクを学び、日々の練習から戦術を考えておく必要があります。
まとめ
本日は、ラージボールでの試合のやり方(進め方)について書かせていただきました。
是非参考にしていただければ幸いです。
本日もありがとうございました。
1985年7月10日生まれ 静岡県在住。中学から卓球を始め、卓球歴は約20年。高校では地元地区の強豪校へ進学。高校時代の最高成績はインターハイ県予選ベスト16。社会人でも卓球を続ける。この時に様々な方との出会いを得て実力が向上。同時に、卓球の楽しさ、奥深さをさらに知る。転機となったのは、20代後半から始めたラージボール卓球。全国大会に4大会出場。最高成績は全国ラージボール埼玉大会で混合ダブルスでベスト8。その他オープン戦で多数優勝。また、指導経験は小学生~一般の方まで経験あり。身体の使い方に注力し、理論的で分かりやすいアドバイスを心がけている。現在は、小学校低学年(自身の子供)の指導中。まだまだ日々勉強中!よろしくお願いいたします。