【OBUコーチ】自分の心の傾向を知ることは大事
こんにちは。
静岡のOBUです。(^o^)
いつも私の記事を読んでくださって、ありがとうございます。
ゲーム練習の意義
ゲーム練習の意義は、勝負のあや、つまり、勝敗を決する微妙な作戦や駆け引きなどを体感することではないでしょうか。
- 相手はどのように戦おうとしているのか。
- それに対して自分はどう戦おうとしていたか。
- この対戦で自分は何を学んだのか。
試合の後には、この様な「振り返り」が大切です。・・・・・
普段の私は、基礎練習と課題練習が中心です。
基礎練習では
- フォアハンド
- バックハンド
- カット
- フットワーク
を中心に、なまった身体に卓球を馴染ませて行きます。
課題練習では、試合でよくあるパターンを中心に、システム練習をします。
試合で使うサービス・レシーブを使い、そこからの展開を繰り返し行います。
最初は打つコースを限定しますが、徐々にコースフリーにしていきます。
通常練習は、時間的にここまでとなります。
原因は、準備不足
先日は、試合前ということもあり、練習の後半でゲーム練習をすることになりました。
○時からゲーム練習をする。
と聞いて、頭では分かっているつもりでしたが、基礎練習に夢中で準備が不十分でした。
準備不足。これが失敗の原因でした。
1ゲームマッチでどんどん対戦相手を変えるのが、私達のチームのやり方です。
チームメイトですので、お互い手の内は分かっています。
1ゲームですので短期決戦。
相手がやってくるであろうことを、頭でサッとおさらいしておかなくてはいけません。
また、自分はがっちりカットで行くのか、リスクを冒してでも積極的に戦うのかを明確にしておくべきです。
私は、これらを疎かにして「なんとなく」ゲームに入ってしまったのです。
「久しぶりのゲーム練習なので、とにかく調子を出していこう」
みたいな曖昧な気持ちだったように思います。
ネットインでイライラ
最初の相手は、M先輩でした。
ここ最近で、一番練習をして頂いている選手です。
Mさんは丁寧にボールをつないで来ました。
凡ミスは少なかったです。
そして、ここぞという時には、思い切って攻撃して来ました。
6-4とMさんがリードしたのですが、なんとそのうちの3本はネットインとエッジでした。
得点のうちの半分がネットインやエッジなのかと思った瞬間、私の中で冷静さが崩れていきました。
イライラした気持ちが芽生えてきたのです。
10-10まで行ったのですが、ここでまたネットインで得点されました。
粘って粘って苦労して追いつくのですが、ネットインで突き放されるという展開です。
さすがに、イライラして集中力が切れました。
原因は自分の心
結局、11-13で私は敗れてしまいました。
勝敗を決したのは、ゲーム前半の3本のネットイン・エッジと、10-10からのネットインに対する私の心の在り様です。
Mさんは、出そうと思ってネットイン・エッジになったのではありません。
たまたまです。
私のボールに慣れたMさんが、微妙なタッチでギリギリのコースを狙ったからこそ、こういう結果になったのです。
そういう意味では、「最高の技術」と褒めるべきで、イライラするものでもないのです。
私のボールが、もう少し切れていればネットインにはならず、Mさんはミスしていたはずです。
原因は、私の方にこそあったのだと考えるべきでした。
今回の敗戦で学んだのは、
- 少しのアクシデントですぐに心が乱れる自分のメンタルの弱さ
- 気持ちを切り替えられず、次のプレーに影響が出やすい傾向がある。
です。
試合前に、自分の心の傾向(弱点)が分かり、本当に良かったと思いました。
時間はかかるかも知れませんが、克服していきたいと思います。(^^;;
昭和40年12月31日生まれ。血液型O型。兵庫県西宮市出身。現在は静岡市在住。
中学1年より卓球を始め、卓球歴は40年以上。中学高校時代は鳴かず飛ばずの成績。高校時代は県大会前の地区予選3回戦ボーイであった。インハイなど全国大会出場経験無し。大学時代飛躍的に卓球技術が向上。東海学生卓球リーグ2部で全勝しチームの優勝に貢献し敢闘賞を受賞。3人の元インハイ出場の選手に勝つ。30代の時に東海選手権(年代別個人戦)で、ベスト8に入る。高島規郎選手、古川敏明を選手を師と仰ぐ。現在も現役選手として試合に参加している。静岡市卓球協会の常任理事として静岡市の一般の試合の大会運営や広報活動を行う。また中高生の指導に当たる事もある。2005年から卓球のメールマガジンを発行中。現在も続いている。著書「OBUさんの初心者卓球上達法~卓球が上手くなりたい人へ」(文芸社)