攻撃の成功率を上げる
ここ数回のメルマガで述べている様に、私の課題は、攻撃の頻度を上げると共に、攻撃の成功率を上げることです。
自分の試合のビデオを撮ることの効果を、前回のメルマガで書きましたが、最近では練習の様子も撮るようになりました。
そういう色々な取り組みをしてきて、初めて分かってきたことがあります。
今号ではそのことについて、皆さんとシェアしたいと思います。
【自分のビデオを見て気付いた事】
練習の様子もビデオ撮影してみて、改めて思ったことは「ミスが多い」ということでした。(^^;;
特に攻撃をする時には、「次は攻撃する」と自分の中で決めてしまっていて、難しいと思われるボールも打ちにいっていました。
それがちゃんと判断して打っているのなら問題ないと思うのです。
例えば、このボールはこういう回転で飛んで来ていてネットより○cmの高さなので、
1.確実に入る。だから打つ。
2.少しリスキーだが、敢えて打つ。
3.これは難しいから打たない。
という判断です。
自分でビデオを観る限り、この判断が甘いと感じました。
だから攻撃ミスが一向に減らないのです。
もう一つ。
これは技術的な事で本論とは関係ないのですが、カットのスイングでフォロースルーが悪いと気付きました。
打ち終わった後、ラケットが止まっていてニュートラルに戻っていないのです。
そこから次のカットに入るので、カットプレー全体の流れやリズムがとても悪く感じられるのです。カットのミスもどうもその辺りに原因がある様に思えました。
上手なカットマンは打球と打球の間がとてもスムーズで、流れるようなプレーなのです。
ここは意識して直して行こうと思いました。
以前、上手な人から指摘された点ではあったのですが、いつの間にか元に戻ってしまっていました。
自分のプレーをビデオで見返すと、色々課題が見えてきますね。(^^;;
【私が仕掛けていきたい攻撃】
私はカット主戦ですが、オールラウンダーになることが目標です。
「こんな攻撃プレーをして行きたい」という理想のプレーがあります。
- サーブから3球目攻撃
- レシーブから4球目攻撃
- カットまたはツッツキからの攻撃
- 変化カットで相手のミスを誘う
1.サーブから3球目攻撃に関して、もう少し具体例を挙げますと以下の様になります。
1.サーブから3球目攻撃
1)ロングサービスを出し、
相手が飛びついてドライブしたところを
カウンタードライブ又はスマッシュ。
2)ロングサービスを出し、
相手が詰まってレシーブしたところを
両ハンドドライブで攻める。
3)ハーフロングサービスを出し、
相手が持ち上げてきたところを
カウンタードライブ又はスマッシュ。
4)ハーフロングサービスを出し、
レシーブが甘く浮いたところを
ミドルへドライブする。
5)ハーフロングサービスを出し、
バックへツッツキされたところを
ストレートへバックドライブする。
6)フォア前にショートサービスを出し、
ツッツキレシーブを3球目ツッツキで
相手を揺さぶる。
攻撃のコースはストレートとミドルを中心に攻撃型の相手のフォアに飛ばして、バックを潰す作戦を基本にします。
2.~4.に関しても、もう少し具体例を挙げます。
2.レシーブから4球目攻撃
1)相手のフォア前にストップレシーブし
3球目のツッツキがあまくなるところを
早いドライブでミドルを攻める。
2)相手のフォアへ深く切れたツッツキをし
相手が持ち上げてきたところを
カウンタードライブ又はスマッシュ。
3)流しレシーブで相手をバック側に寄せ
こちらのバックに打たせて
カウンターブロック。
4)チキータレシーブで先手を取り、
繋いでくるところを
両ハンドで攻める。
3.カットまたはツッツキからの攻撃
1)切れたカットを数本送った後に
低くて深いナックルカットを送り
繋いでくるドライブに対して
カウンタードライブ又はスマッシュ。
2)切れたカットを数本送った後に
低くて深いナックルカットを送り
ストップが浮いてくるところを
ドライブ又はスマッシュ。
3)切れたツッツキを数本送った後に
ナックルツッツキを混ぜて
ツッツキを浮かせて攻撃する。
4.変化カットで相手のミスを誘う
1)相手の予測を上回る猛烈に切れた
カットでネットミスを誘う。
2)切れたカットを数本送った後に
低くて深いナックルカットを送り
オーバーミスを誘う。
3)試合の後半でちょい切れカットを送り、
ネットミスを誘う。
私の場合、この具体例がそのまま練習内容になります。
この様に具体的な攻撃パターンを挙げて練習で磨いていく事が重要です。
試合の中で偶発的に攻撃して得点することもありますが、それはおまけの様なものです。
練習で培った攻撃パターンを駆使して、意図的に得点を積み重ねる様にしましょう。
【攻撃の成功率を上げるには】
前回のメルマガで、
・攻撃できるボールなのかの判断
・どういう球種なのかという判断
の精度を上げて行くのが、攻撃の成功率を上げる秘訣だと思うのです。
と書きましたが、そればかりでないことに気付きました。
それは、
/
・攻撃の1球前のチャンスメークをしっかりする
\
ということでした。
分かっているはずのことでしたが、改めてその認識を確認することになりました。
一周回って、基本に還って来た感じです。気付いてしまえば何のことはない話です。
3球目攻撃の成功率を上げるためには、サービス力を徹底的に磨けば良いのです。
相手のレシーブを強制し、楽々と3球目を攻めることが出来ます。