基本の「き」の字のフォアハンドの打ち方

技術


今日は基本の「き」の字のフォアハンドの打ち方を解説したいと思います。

 

フォアハンドと言いますと、卓球を始めた方は一番初めに練習する技術だと思いますが、意外と難しいのが現状です。

 

ヨーロッパの教え方は初心者の人にバックのツッツキから教えて、バックハンド、フォアのツッツキ、フォアハンドの順番に教えると聞いた事があります。

 

それが、現在のヨーロッパの教え方のスタンダードかは定かではありませんが。。。

 

しかし、その教え方の順番の通り最後にフォアハンドを持ってきていると言うことからも、実はそれが一番難しい技術であるとも言えます。

 

フォアハンドの難しいところは、腕が大きく動きますのでボールをどこでも打球出来るという利点もあると言う反面、どこでも打てるために面の角度を逐一打球点に合わせて変えなくてはいけません。

 

バックハンドの場合は、打球ポイントが主に体の正面になりますために、面の角度はある程度一定にしておいても問題ありません。

 

その代わり、自分の体の正面で打球できるように足を動かして調節する必要があります。

 

フォアハンドはバックハンドと比べて難しいために、面が崩れやすいと言うのは上記の通りなのですが、そのためにどうしてもバックハンドと同様にある一定の打球点で打ちたくなってしまいます。

 

もちろん安定したフォアうちをするためには、打球点を一定にしたほうが安定はしますが、必ずしも相手のボールが一定の所に来るとは限りません。

 

その際に、バックハンドと同じく足を動かしてある一定の打球点で打ちにいくか、それとも足は動かさずに肩の可動を使い打球点を変えて打ちに行くかで大きく打法が異なります。

 

卓球の基本的な考えはフットワークを使いボールの近くまで体を動かして、自分の打ちやすい一定の打球点で打つというのが基本的な考え方ですが、フォアハンドのバックハンドと異なるメリットは打球ポイントの広さにあります。

 

体から離れたところでも、そして近くでも力強いボールを打つ事が出来るのがフォアハンドの最大のメリットとなりますために、もし足を動かさないで取れる範囲でしたら足は動かさないで打球していただいても全く問題ありません。

 

その際に、足はいつもと同じく踏ん張ってしっかりと体に力が入っている状態で打つ事が前提となります。

 

基本に忠実すぎる方に多く見られる現象ですが、常にフォアもバックも足を動かして自分の適正な場所に動き打球する。

 

これは、響き的にはとてもいい打ち方ですが、卓球のボールは必ずしも自分の足を動かして届くところに飛んでくるとは限りません。

 

自分が一生懸命動いた結果もし手が届かない場合は、手を伸ばして打球するしか方法はありません。

 

その際に肩を中心としたスイングが通常時から出来ていますととっさの場合に、しっかりと足を動かし、そして更に手を伸ばして肩を中心に打球できるために自分のストライクゾーンは格段に広くなります。

 

これが一番バックハンドとは異なるところです。

 

バックハンドは体の近くの方が力の入りがいいために、肘を中心に打球した方がボールは上手く打てます、もちろん台から下がった際には腕を伸ばして肩から打球する事がありますが余り常用する技術ではありません。

 

是非、フォアハンドの基本を今一度確認して練習していただければと思います。

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