フットワークについて その1
いつも読んで下さってありがとうございます。
卓球の技術のうちの1つに「フットワーク」があります。
卓球の技術と言うとフォアハンドやバックハンドといった
打法の事を先に思い浮かべると思います。
しかし、それらと並んで重要な技術が
この「フットワーク」なのです。 (^^)v
フットワークと言うと%lastname%さんは何を連想しますか?
左右のフットワーク、前後のフットワーク、あるいは
ランダムのフットワーク・・・といったところでしょうか。
卓球と言う競技は、野球の様にストライクを待ち狙ってボールを
打つのではなく、自ら動いて「自分でストライクにして打つ」
スポーツだと私は思っています。(^^)
相手のボールに対して最適な打球点に、いち早く動く技術。
それが「フットワーク」なのです。
遠くのボールに対して、7や8のスピードよりも10のスピードで
そこまで移動できるとしたら、絶対そちらの方が有利ですよね! (^^;;
では、そのスピードを上げるにはどうすれば良いか。
脚力をつけることでしょうか?
もちろん、それも大事ですが、脚力をつけることにプラスして
「正しい足のさばき方」を覚えることが重要なのです。(#^o^#)/
いくら脚が速くても、正しい足のさばき方を覚えなくては
無駄な動きが増えるばかりですし、きちんとしたボールを
打つことに繋がりません。
私はカットマンなので、相手に大きく動かされることがよくあります。
学生の頃、一番私が伸びたのはフットワーク練習をやったお陰なのです。
とにかく毎日やったので守備範囲が広がりましたし、
どんなボールでも拾える自信がつきました。(#^^#)
現代のフットワークの考え方や、私の体験談などは別の機会に譲る
として、今号ではフットワークの効果についてお話しします。
私はどんな戦型も、卓球の初心者も上級者も、老若男女に関わらず、
そのレベルに応じたフットワーク練習をやるべきだと思っています。
卓球は動くスポーツだということを身体に覚え込ませる、
あるいは思い起こさせるためです。
そうなのです、卓球は激しい(しんどい?笑)スポーツなのです。
しかしフットワークを使って動いていると、全体的にリズム感が生まれ、
不思議なことに何となく調子が良くなってくるのです。
この「何となく」というのが結構大事で、それを意識的にやると良いです。
ある打法(例えば私の場合フォアカット)を練習していて、
どうも調子が出ない、しっくりこない、と言う時には、
フットワークをその練習の中に採り入れるのです。
フットワーク練習の中でその打法を練習したり、
小刻みに足を動かしながらその打ち方を練習すると、
あら不思議。だんだん調子が出てくるものなのです。(^^)d
ですから練習時には(特に試合前の練習では!)、
足を動かすことを意識して練習すると良いと思います!(^o^)
また、試合の序盤で緊張して調子が出ないときや、
試合のヤマ場で固くなりそうな時も足を動かすことを
意識的にやるのが良いです。
そういうシチュエーションでは必ずと言っていいほど、
客観的に見て、普段よりも脚が止まっているものなのです。
ラリーの合間に軽くジャンプしたり、ステップを踏んで
「動いて打つのだ」という意識を心と身体に言い聞かせましょう。
最後に私が大好きな故長谷川信彦選手
(18歳で全日本優勝。翌年に世界チャンピオンになり、
通算全日本6回優勝)の著書「卓球TABLE TENNIS」
から抜粋します。
——————————————-
卓球はスイングだけがすべてではなく、
その前にボールの位置まで移動するフットワークや
身のこなし方が重要な基礎プレーとなります。
この動き方をみただけで、将来上達する選手か
しない選手かが分かります。
動くことはそれほど卓球の基本的動作なのです。
どうかこの練習に十分時間をさいて正しい
フットワークをしっかりと身につけてください。
まず初めに足の送り方を十分研究しておきましょう。
右へ左へただ動くだけではだめで、足の送り方に
基本があります。
これを知らずに動いていると、いくらやっても
効果的な身体の移動ができません。実は私も
高校一年の夏まで、この足の送り方を知りません
でした。そのためいくら練習しても勝てない
という苦しさを味わいました。
この足の運び方を覚えてから移動がスムーズになり、
早く遠くへ動けるようになってボールを捕えやすく
なりました。
そのため急にコートが狭く感じられるようになって、
これまで打てなかった遠い球がスムーズに打てるようになり、
卓球が飛躍的に楽しくなり、プレーに大きな余裕が
出てきました。
この魔法のようなものがフットワークの基本です。
繰り返し練習して、しっかり身体に覚えこませましょう。
——————————————-
練習、頑張りましょうね!(^o^)/