エッジボール秘話その2
こんにちは!
いつも読んで下さってありがとうございます。
エッジボールにまつわるお話をもう1つしようと思います。
私が学生だった頃の話です。
1つ下の後輩にTという女性のカットマンがいました。
私の母校では男子も女子も同じ場所で同じ様に練習していました。
女性部員は少ない上に出席率が悪く、時にはTだけが練習に
参加していることもありました。
通常、練習は男子同士、女子同士で打つのですが、そんな時は
Tが男子部員に混じって練習しておりました。
体育専攻で入学したからか、元々練習が大好きだったからか、
Tはほとんど練習に参加していました。
休んでいるのを見たことがないくらいです。(^^;
私も皆出席に近かったのですが、Tは必ず練習場にいて、
黙々と練習をしていました。
プレースタイルは、両面裏ソフトのカットマンです。
派手さはないが、切れたツッツキとカットで、
しっかり粘るというタイプでした。
団体戦での彼女の試合は特徴的でした。ゲームの後半になると
必ずと言っていいほど、ネットインやエッジボールを連発する
のです。
当時はまだ1ゲームが21本制でしたので、13-17、14-16、15-15
くらいの得点になると「そろそろ出るのではないか」と観覧席で
応援している我々は期待したものです。(笑)
すると少ない時で1,2本、多い時では5,6本も(!)ネットインや
エッジボールが入るのです。
これらが出る時はTのペースで、たいていそのゲームは取りますし、
試合にも勝ちます。
勝ちたい、負けられない。団体戦ですから、きっと彼女もそういう
気持ちは強かっただろうと思います。
しかし、どんな日も練習を休まず、たとえ女子が自分一人でも黙々と
練習をしていたTの姿勢があったからこそ、勝利の女神が微笑んだのでは
ないでしょうか。
コツコツ努力する彼女の姿を思い出すと「練習は嘘をつかないものだ」
という気持ちを新たにします。(^^)d