試合に臨むにあたって大切なこと

技術


以前、山中教子さんのサーブの話をさせて頂きました。

山中さんの著書「YOU CAN.」(卓球レポート編集部)は、
今でも私のバイブル的な存在です。
残念ながらもう絶版になっているものと思われます。

最初に手にしたのは、もう30年以上も前のことです。
当時、私は高校生でした。

私は中学時代はレギュラーにもなれず、高校生の時は地区大会の2~3回戦で
負ける様な選手でした。個人では県大会にも出場したことがありません。

ライバルたちが県で活躍する中で、自分だけがいつも勝てない。
一生懸命トレーニングや練習をやっているはずなのにも関わらず・・。

何がいけないのか、自分には才能がないのか。劣等感に苛まれる日々でした。
試合で負ける度に落ち込み、あきらめかけておりました。

そんな時にいつも希望を与えてくれたのが、この本YOU CAN.でした。
タイトルは「あなたにもできるよ」というメッセージが込められています。

卓球レポートに連載していた「私のメモ」というコラムを1冊にまとめた
ものです。1つ1つのエピソードは、山中さんの思いがとても込められていて、
30年経った今、読み返してみても全然色褪せません。

選手として指導者として真摯に卓球に取り組んできた山中さんの軌跡が
文中から読み取れます。高校生の時には読んでも分らなかったことが、
今40代の自分には分ったりします。(*^^*)

お恥ずかしい話ですが、私もこうして卓球のメルマガを書いており、
その内容が書き溜まったので、2011年7月に本を出版しました。

「OBUさんの初心者卓球上達法 卓球がもっと上手になりたい人へ」
という本です。文芸社。本体価格1,100円。

本やメルマガに山中さんの影響があったことは間違いありません。
卓球の成績も本の内容も、山中さんの足元にも及びませんが、
でも卓球に対する「想いは同じ」なのでス。

私の話はいいとして(笑)、YOU CAN.の中に出てくる珠玉の一節を
ご紹介します。試合に臨んで大切なことはコレだと思います。(#^^#)

一球一球に全力をつくせ

一日の休養日のあと、ダブルス、ミックスの試合があったが、
やはりだめだった。

その夜も公園に出かけた。そして前日と同じように走りながら考えた。

急にハッと心の目がさめたような気がした。それは一昨日聞いた松崎さんの
言葉をもう一度思い出したときだった。

松崎さんは世界チャンピオンになられてから再び王座をとられるまでの
四年間、常に追われる立場で試合にのぞんでこられた人だ。

その期間、どういう気持ちで試合されたのか、苦しんでいた私は知りたくて
会場に見えていたのを幸いにおたずねした。

『私はいつも、勝てるとは思わない、負けるとも思わないで一本一本の
ボールに必死にむかっていった。そうできたときに良い試合ができた・・』

「そうだ。一本一本、自分のすべてを出し切って必死で打ってみよう。
いままで負けられないという気持ちばかり強くて、実際はその一本に
山中教子の全力をぶつけていなかった」このとき心の底からそう思った。

シングルスが始まった。最初の一本、ミスしてもよいつもりで相手のフォアへ
ロングサーブを思い切って出した。そしてどこへ返ってきても三球目を打とう
と決心し、それを実行した。

次もそういう気持ちで、その次も・・・。

それを行なうことはたいへんな勇気がいった。しかし一本一本そういう気持ち
で打っていくうちに、不思議にからだのどこかにあった固さがとれてきた。

「勝っても負けてもいい。この一本に自分自身の全力を伝えるんだ」
と自分に言いきかせているうちに、試合は終わり、勝ち進んでいた。

・・・・・

いかがでしたでしょうか?

さあ!次は、あなたの出番ですね! (^o^)/

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