フォアハンドとドライブの違い

技術


フォアハンド、バックハンドと
フォアハンドドライブ、バックハンドドライブの
違いを具体的にお教えください、というご質問をいただきました。

■質問

疑問点は、フォアハンドでは打球時はラケット面を直角に、
ドライブでは打球時点の差で水平から垂直まで変化させる。

■■答え

この点につきましては、フォアハンドはラケットの角度は
どの程度で、ドライブはラケットの角度はどの程度という
定義付けはありません。

ですので、フォアハンドはドライブと比べてボールの
上回転は弱くなります。ということは余りボールを擦りません。

逆にドライブはフォアハンドと比べてボールの上回転は
とても強くなります。ということはボールをたくさん擦ります。

ということは、ボールをどうすれば、擦らなくできるか、
また、どうすれば擦る事が出来るのかということを
考えれば問題ありません。

日常の動作から考えるとわかりやすいと思います。
皆様はご飯が炊けた後に、杓文字を使われると思います。
特に炊けた直後は釜に米がくっつかないように、
よくかき混ぜますね。その際に動作を思い浮かべてください。

このケースではラケットが杓文字になったと仮定して
イメージしてください。形も似ているので想像しやすい
かと思います。

まず、ジャーを開けて、炊けていることを確認したら、
まず初めに釜の周りに米がくっつかないように、
釜の回りに杓文字を這わせるように縦に米を切るようにして、
釜の内側から米を剥がし、ぐるりと一回転させます。

その後、全体をかき混ぜます。
この動作にはフォアハンドとフォアハンドドライブの
2つの違う動作が含まれています。

最初に杓文字を縦に切るように使うシーン。
これは杓文字を縁のとがった方向に動かして、
米を釜の内側から剥がしています。

これは卓球のドライブのケースと同じで、ラケットの
縁の方向に腕を動かすと回転がかかります。これは、
ドライブだけでなく、サーブも、ツッツキも、カットも
回転系の技術全てに同じ事が言えます。

縁は柄の部分を抜かしてラケットのほぼ350°は
付いていると思いますので、どちらの方向に
動かしても回転をかける事が出来ます。

ですが、今回のケースはドライブとして上回転をかけたい
ために、ボールが真っ直ぐ相手に進行して上回転が
かかる方向性にラケットは動かさなくてはいけません。

また、杓文字でかき混ぜる動作。
これは杓文字の縁から動かしてしまっては常に米が
切れてしまいますので、一向にかき混ざりません。
この動作でしたら、ケーキのスポンジを作るときに
「だま」が出来ないように縦に切る動作になって
しまいますね。。。

ですので、杓文字の縁ではなく広い面を使い米に力を加えて
かき混ぜなくてはいけません。その際の動作は、杓文字を
縁の方向に切るようにではなく、杓文字の大きな面に米を
載せるようにしてかき混ぜると思います。

この動作が、卓球のフォアの状態で、ボールには回転がかかりません。
ですので、ラケットの面の方向に腕を動かしたときにはボールに
さほど上回転がかからず正しいフォアハンドとなります。

この縁からラケットを動かすか、面からラケットを動かすかに
よって回転がかかるか否かということとなります。

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