ツッツキの打ち方2

技術


前回は上回転のサーブを、払いのチャンス
とみるか否かという話でした。

前回の話をまとめますと次のようになります。
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【ケース1】
相手が上回転サーブを出してくる

1.払いのチャンスだと考える

1.の結果1払いが狙われる
失点率50%(五分五分の勝負)

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【ケース2】
相手が上回転サーブを出してくる

1.払いのチャンスだと考える

1.の結果2払いが決まる
得点率50%(五分五分の勝負)

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【ケース3】
相手が上回転サーブを出してくる

2.払いのチャンスではなく払わされていると考える

2.の結果1払いを狙われているのを予測しているために、
異なるプレーを選択できる。失点率50%以下

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【ケース4】
相手が上回転サーブを出してくる

2.払いのチャンスではなく払わされていると考える

2.の結果2払いが決まるかもしれないし、それを3球目で
強打されても払わされているのを前提に払っているために、
4球目の返球率が高くなる。 得点率50%以上

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上記のまとめを見て感の良い方はわかったかもしれません。

【ケース1】と【ケース2】は同じ心理思考状態です。
【ケース3】と【ケース4】も同じ心理思考状態です。

また、【ケース1】の反省結果は【ケース3】です。
【ケース2】の反省結果は【ケース4】です。

結果的には相手の意図を考えずに主観的に【ケース1】と
【ケース2】のようなプレーをしてしまいますと白か黒か
つきやすく、五分五分の確立になってしまいます。

しかし、相手の意図をしっかりと考えて客観的に
【ケース3】と【ケース4】のようなプレーをしますと、
おのずと自分の失点率は下がり、得点率は上がります。

卓球の試合は砲丸投げのように一回すばらしい記録が
出れば勝ちではなく、時にいいプレーもありますし、
時に悪いプレーもあります。得点もしますし、
失点もしますので、全体的な得点率、確立を
あげる事が一番大切です。

また、上記のように、条件分岐が出来た思考をする事が
私は一番大切だと思っております。今回のこの例は
ただ私が考えた例であり、全ての人に当てはまるか
どうかはわかりません。

しかし、大切なことは、自分はこのような思考の下で、
このような戦略を考えて、どのようにそれを修正して
いった方が確立が上がると、自分で何かの裏づけを基に
他人に説明できるようになる事が大切だと思っております。

自分が自分なりに考えた方法論を試して実証していくこと、
そうすれば途中でその方法論が正しくなかったときに
容易に方向転換できます。

これは、為替や株のトレーダーの方と同じ思考のようです。
為替、株などの世界は、素人にしてみれば上がるか下がるか
全くわかりません。

チャートを見ていても何処で買って何処で売ればよいのか
全くわかりません。ですが、レーダーの方は当たるかどうかは
別として、ここは買い所、ここは売る所と、自分なりの
論理的な裏づけのもとにトレードしています。

専門用語がわかるかどうかは別として、何でここで買ったのか、
売ったのかと聞けばその人なりの論理的に裏付けられた
説明をしてくれることでしょう。

卓球の試合を見ていてもそうです。

A(サーバー)さんとBさん(レシーバー)が試合をしています。

私も長年卓球をしてきましたので、このシーンはこのサーブを
チョイスした方がいいな。このシーンはこのレシーブの方が
いいなという観点で試合を見ていますが、時に全く外れる
事があります。

私が第三者的目線で試合を見ていて、Bさんのレシーブが
Aさんのサーブに対して、全く私の予想と異なる場合が
あります。そういう時は、必ず私の思考や論理的に
裏付けられたプレーのチョイスが正しいのではなく、
Bさんの私とは異なる思考の下でのプレーなのでしょう。

結局卓球の試合は展開が早く常に自分の判断を要求されます。
その際に、自分なりのストーリーや、セットを重ねるごとに
積み重ねてきたデータを基に、このときのプレーはこのような
理由でこうした、などと説明できるようになるとかなり
上級者でしょう。

大切なのは自分なりの論理的裏づけを基に仮説を立て
それを実行していき、その過程でデータを拾い修正していく、
そうすると最終的に何らかの法則性が見つかりそれが自分の
ノウハウとしていくことが大切なことです。

是非、皆さんも自分の感性で自分の試合を分析し、
最後の1本のチョイスしたプレーを説明できるように
なってください。