カットマン攻略法

戦術


前回に引き続き、お客様からのご質問に
回答しようと思います。

「チームにカットマンがきました、

カットマン上達法、
カットマン攻略、タイプ別の攻略法をおしえてください、
よろしくおねがいします、
高校生と27歳です、
高校生はペンの裏面、27歳がカットマンでバックが表です」

前号では「カットマン上達法」について、
私なりの考えをお伝えしました。

ですので、後半の質問「カットマン攻略法」についてです。

カットマンにとって、やられると一番嫌な攻め方は何か?

それは、
1.ミドル攻撃
2.前後のゆさぶり
です。

まず、ミドル攻撃についてですが、右利きのカットマンの時には、
右脇腹の辺りが一番カットしにくい場所です。

ここをめがけて、ロングサーブを出したり、カット打ちのラリーで
狙ったり、強打をする時に狙ったりします。

カットマンとしては大きく回り込んでバックカットで処理するか、
右足を大きく後ろに引き懐を空けてフォアカットで処理するしか
ありません。

上記の方法でカットで返球されるかも知れませんが、カットマンを
大きく動かす効果がそれだけでもあります。もし返球された場合は、
今度はオープニング(相手の空いているサイド)を狙って強打します。

連続してミドルを狙う手もあります。(嫌な攻め方ですね~)
相手はオープニングを警戒したところにさらにミドルを攻められるので、
大変苦しくなります。

次に前後の揺さぶりですが、基本はフォア前+バックカットの組み合わせの
揺さぶりが効果的です。カットマンにとっては前に寄せられた後に、バックへ
打たれると、フォアよりも懐の空間がないのでカットしづらいですから。

これを基本にして、バックに打つと見せかけてミドルに打ったり、ストップの
後にもう1本ストップをしたりして、相手のリズムを乱します。

以上の様な攻め方をすれば、どんなタイプのカットマンも嫌なはずです。

上記とは別に重要なポイントがあります。

それは、
1.カットマンの変化を読む。
2.攻撃のパターンを読む。
ことです。

まず、カットマンの変化を読む、ですが、カットとドライブのラリーになった
時に簡単に変化に引っ掛かっていてはカットマンに勝てません。

多くのカットマンはバックに異質ラバーを貼っていますから、このバック面の
特徴をよく掴むことです。粒高にしても表ソフトにしてもアンチにしても、
基本的にこちらがドライブを掛ければ掛けるほどカットが切れて返ります。

試合の前半で、相手の球質に慣れたいところです。

普段から異質ラバーのカットマンと練習をしておき、自分の中で基準を
作っておくと良いでしょう。試合ではその基準を元にアジャスト(調整)する
ワケです。

次に攻撃のパターンを読む、ですが、最近のカットマンは攻撃重視です。
このタイプは自分の攻撃が決まるとますます調子に乗ってきます。
ですからこの攻撃を封じて「お前の攻撃は見切っている」と相手に思わせ
なくてはなりません。

どのように封じるか。

それは攻撃の起点となっているものを封じることです。
たいていの場合のそれは「変化」です。

攻撃がよく決まるカットマンの試合を観ていると
「また攻撃が決まった。あのカットマン攻撃が上手いなぁ。
あのドライブ(スマッシュ)は凄いね!」
と攻撃その物に目が行きがちです。

でも実は、注目すべきなのは、その1本前なのです。
攻撃の上手いカットマンは必ずその1本前に、
「何かしらチャンスを作っている」ハズなのです。
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チャンスを作って打つ     => 得点率が高い
出たとこ勝負でやみくもに打つ => 得点率が低い

これは攻撃型にも言えることですので、覚えておくと良いでしょう。(^^)v

話を戻します。
ですから、何をした後に攻撃するか、それをよく観察することです。

そして、その「攻撃の芽」を摘むことです。

そうすることで、相手の攻撃を封じることが出来ますし、
強引に攻撃に来てもブロックで跳ね返すことが出来ます。

攻撃が封じられた攻撃型カットマンは、あまり得意でないカットのみで勝負
せざるを得なくなり、前半で変化を見切ったあなたは悠々とカット打ちが
出来ます。こうしてジリジリとカットマンを負けパターンに追い込みます。

私はカットマンですが、こんな攻め方をされた時はホントに嫌です。(笑)

参考になれば幸いです。

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