練習相手と自分が同じレベルの場合の効果的な練習法

練習メニュー


前号の続きです。


問題は「2.自分と同じくらいのレベルの人」と練習をする時です。


自分の調子を出すのには、良い相手かも知れません。


しかし新しい技術を覚えたり、もっともっと強くなるためには
ちょっと相手としては不足なのではないでしょうか。


初心者同士で練習していると、ミスばかりが多くて、
なかなかラリーが続かないのをよく見ることがあります。


このままでは上手くなるのに時間がかかるなぁと思うので、
経験者が一人入って二人の練習相手になるのが良いと思います。


それと同じで、ある程度の経験がある者同士でも、
それ以上のレベルに行くためには、これではダメなのです。


もっと上手な人と打たなくては上達は望めないのです。


そうは言っても「2.自分と同じくらいのレベルの人」と
練習せざるを得ない状況はよくあります。(^^;;


・・・・・

では、どうすれば良いでしょうか。


それは「その人の上手な技術と練習する」ことです。


例えば、フォアハンドはあまり上手でないけど、
バックショートがとても上手(得意)な相手ならば、
その人にバックショートをたくさんやってもらう方法です。


つまり、その相手の「一流のワザ」と練習するワケです。(^^)v


そうすれば「1.自分より上手な人」と練習したのと
同じくらいの効果が期待できます。


交代で自分の課題練習をする場面があるでしょうが、その時に、
「バックショートをやってもらえない?」とお願いするのです。(^^)


相手の課題練習の時には、相手の課題(苦手)を克服すべく
一緒に協力をするようにしましょうね。

 

・・・・・

最近、ある女子中学生(Aさん)の練習相手を務めることがありました。


2時間、Aさんの練習相手をしたのですが、練習メニューの中に、
「バッククロスのカット打ち」を入れるようにしました。


理由は、私の一番得意な技術はバックカットだったからです。
私の持っている最高の技術をAさんにプレゼントしたつもりです。


カットマン自体が少ないし、私のような両面裏ソフトのカットマンと
Aさんが対戦する可能性は低いと思われます。


カットマンは粒高使用者が多いですからね。(^^;;


またAさんがカット打ちの練習をするのはまだ早い気もしました。


しかし、それでも、カットを打つ経験は
Aさんにとってプラスになるはずだと私は考えました。


下回転のボールを打つこと、カットボールのタイミングの掴み方、
バッククロスに打つことによる身体の使い方など、得ることは多いです。


私は色々な選手の練習相手をしてきたので、選手のレベルに合わせた
カットボールを送ることが(多少ですが)出来るのです。


Aさんはとても素直な性格で飲み込みが早かったお陰で、
練習時間内にカット打ちがどんどん上手になって行きました。


1球だけですが、とても難しいボールをAさんは強打出来ました。


カット打ち練習後の振り返りで、私はそのボールの事を褒めました。
(私の練習方法は、休憩時間に必ず振り返りをするのです)


こういうことの繰り返しがモチベーションを高め、
練習効率をよくするのだと思います。(*^^*)


私も練習になりましたし、充実したとても良い時間でした。

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